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男子テニスツアーのクレディ・アグリコル・スイス・オープン（スイス/グシュタード、賞金総額３５万８４２５ユーロ、クレー）は１６日から始まり、シングルス１回戦４試合が行われ、この日唯一シード勢として登場した第８シードのＢ・トミック（オーストラリア）がＢ・パイユ（フランス）の前に0-6, 4-6のストレートで敗れ、早くも大会を去った。

世界ランク４５位のトミックは、同４７位のパイユに第１セットで１ゲームも奪えずあっさりセットを落としてしまう。第２セットに入ってもなかなかリズム乗れないトミックに対しパイユは、この試合唯一のブレークを許したものの、２度のブレークを奪いわずか５９分のストレートでトミックを退けシードダウンを演じた。

現在自己最高位にいるパイユは、４月のセルビア・オープンで自身初となるツアー決勝へ進出し、準優勝を飾っていた。今季５度目のベスト８進出を懸けてパイユは、２回戦でＦ・ボランドリ（イタリア）とＥ・ガルビス（ラトビア）の勝者と対戦する。

その他の試合では、予選を勝ち上がったＭ・フィッシャー（オーストリア）が地元からの主催者推薦で出場のＳ・エラトを6-2, 6-4、Ｐ・Ｈ・マチュー（フランス）がＩ・アンドレエフ（ロシア）を6-3, 7-6 (7-4)と、いずれもストレートで下して２回戦へ進んだ。

世界ランク２４５位のフィッシャーは同４２７位のエラトから、第１セットでは１度もブレークポイントを与えず２度のブレークを奪い、第２セットでは２度ブレークを許したが、３度のブレークに成功し７５分で一蹴した。

マチューは第１セットで１度もブレークを許さず、逆にアンドレエフから１度ブレークに成功し第１セットを先取。第２セットは両者１度もブレークを許さずタイブレークへ突入。そのタイブレークではマチューが主導権を握り２時間１１分で勝利をものにした。

フィッシャーは第１シードのＪ・ティプサレビッチ（セルビア）と、マチューは第３シードのＳ・ワウリンカ（スイス）とそれぞれ２回戦で戦う。

今大会は上位４シード選手が１回戦が免除されているため、２回戦からの登場となっている。第１シードはティプサレビッチ、第２シードがＭ・グラノジェルス（スペイン）、第３シードにワウリンカ、第４シードがＭ・ヨージニ（ロシア）と続く。

残りの試合では、Ｊ・ヘルニチ（チェコ共和国）がＭ・ビオラとの予選勝者対決を6-3, 2-6, 6-3のフルセットで制し２回戦へ駒を進めた。ヘルニチは２回戦で、第７シードのＳ・ヒラルド（コロンビア）と主催者推薦のＨ・ラークソネンの勝者と対戦する。

今大会の優勝賞金は６万４７００ユーロ。