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男子テニスツアーのスウェーデン・オープン(スウェーデン/バスタッド、賞金総額35万8425ユーロ、クレー)は11日、シングルス1回戦残り1試合と2回戦4試合が行われ、第1シードのD・フェレール(スペイン)がS・ボレッリ(イタリア)を6-4, 6-3のストレートで下し、順当にベスト8進出を決めた。
今大会は上位4シード選手が1回戦を免除されているため、この日の2回戦が初戦となったフェレールは、序盤はやや不安定なプレーで、第1サーブは42%しか入らず2度のブレークをボレッリに許してしまうが、それでも3度のブレークを奪い返しそのセットを先取する。
第2セットに入り徐々に調子を上げたフェレールは、第1サーブを67%で入れるとその全てでポイントを獲得するなど、ボレッリに1度もブレークポイントを握らせず、逆にボレッリから1度ブレークを奪うと74分のストレートで準々決勝進出を果たした。
今大会では2007年のチャンピオンであり、昨年の準優勝者である30歳のフェレールは、ウィンブルドン前哨戦のスヘルトヘンボシュ大会で今季4度目の優勝を飾ると、ウィンブルドンでも初のベスト8入りを果たすなど今季は好調を続けており、この日の勝利はATPツアーベストとなる48勝目となった。
今季7度目の準決勝進出を懸けて準々決勝でフェレールは、同胞で主催者推薦のT・ロブレド(スペイン)と対戦する。この日の2回戦でロブレドはJ・ソウザ(ブラジル)を6-3, 6-1と危なげなく退け今季初となるツアー8強入りを果たした。
この日ロブレドは第1セットで唯一のブレークをソウザに許したものの、第1セットでは3度、第2セットでも2度のブレークを奪い、わずか70分の快勝でベスト8へ駒を進めた。
2006年と2008年の今大会覇者で元世界ランク5位のロブレドは、昨年足に怪我を負いツアー離脱。その後復帰するも思うような成績を上げられず、今季前半は治療とリハビリに当て、6月からツアー下部大会のチャレンジャー大会から復帰していた。
その他の2回戦ではシード勢が敗退する波乱に見舞われた。その波乱の立役者はJ・ハジェク(チェコ共和国)とJ・ゾップ(エストニア)で、ハジェクは第4シードのJ・ニエミネン(フィンランド)を6-1, 7-6 (7-2)のストレートで、ゾップは第7シードのF・ボランドリ(イタリア)を3-6, 6-1, 6-4の逆転で破る金星を飾った。
ハジェクは第1セットではニエミネンから3度ものブレークに成功しあっさり先取するも、第2セットは1度ずつのブレークからタイブレークへ。そのタイブレークで主導権をニエミネンに渡さなかったハジェクが、1時間28分で今季初となるツアー8強入りを決めた。
ゾップは第1セットをボランドリに奪われるも、第2セットをあっさり奪い返すと勝敗の行方は第3セットへ。その第3セットでは1度もブレークポイントを握らせなかったゾップは、1度のブレークをボランドリから奪うと、1時間57分の逆転で自身初となるATPツアーでの準々決勝進出を決めた。
ハジェクとゾップが準決勝進出を懸けて準々決勝で対戦する。
この日行われた唯一の1回戦では、第6シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)がR・デュトラ・ダ=シルバを6-1, 6-4で倒し順当に2回戦へ進んだ。ディミトロフは2回戦でF・ジル(ポルトガル)と顔を合わせる。
今大会の優勝賞金は6万4700ユーロ。
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