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女子テニスツアーのアピア国際女子(オーストラリア/シドニー、賞金総額61万8000ドル、ハード)は大会3日目の火曜日、シングルス2回戦全8試合が行なわれ、第1シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)と第2シードのP・クヴィトバ(チェコ共和国)が揃って勝利を飾るなど、ベスト8が出揃った。
ウォズニアキはD・チブルコワ(スロバキア)を7-5, 2-6, 6-4のフルセットの末、辛うじて退けた。昨年の両者の対戦成績では、チブルコワが2勝1敗とリードしており、昨年の今大会の2回戦ではチブルコワがストレートでウォズニアキを下していた。
この日も接戦となった両者の対戦、勝敗を決める第3セットではチブルコワが4ゲームを連取し4-0とリードし、昨年に続き勝利を飾るかに思われた。しかしウォズニアキはそこから世界ランク1位の底力を見せつけ、6ゲームを連取して2時間22分の死闘を制した。
「彼女(チブルコワ)はどんどん攻めて来ました。ただ立ち尽くすしかなくて、何をしたら良いのか必死に考えていました。すること全てが上手くいかず、ミスも増えてしまったのです。だからこう言い聞かせました。どんなボールも相手コートに返して、彼女に1本でも多く打たせるようにしようって。それが徐々に効果が出始めたのです。」
「あの劣勢から逆転して勝利を手に出来たことは、本当に満足しています。でも、次の試合ではステップアップしなければなりませんね。」とウォズニアキは試合を振り返り、気を引き締めてした。
そのウォズニアキに対して、今大会で優勝すると世界ランク1位の座を奪えるクヴィトバ。彼女もこの日の2回戦ではラッキールーザーのA・ドゥルゲル(ルーマニア)相手に、7-5, 3-6, 6-4と接戦を強いられた。
スコアこそウォズニアキの試合と似てはいるものの、クヴィトバは勝敗を分ける第3セットでは、第3ゲームでブレークをドゥルゲルから奪うと、その後はドゥルゲルにブレークバックを許さず、5-4からの第10ゲームをしっかりキープして2時間18分でシーズン初めの公式戦で勝利を飾り、準々決勝進出を決めた。
「今日の試合は今大会の初戦で、久々のアウトドアでの試合でした。なので、状況に慣れるのに時間がかかりました。普段、アウトドアの試合ではサーブに苦しむ事が多いのですが、今日のサーブの調子はとても良かったのです。ちょっと頭にあったのは、彼女には昨年のUSオープンで負けていた事です。ですからどうしても勝ちたかったのです。私にとってとても厳しいシーズン初戦でした。」
準決勝進出を懸けてウォズニアキは、A・ペトコビッチ(ドイツ)を7-5, 6-4で下した第7シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)と、クヴィトバはF・スキアボーネ(イタリア)を7-5, 6-1で破ったD・ハンチュコバ(スロバキア)とそれぞれ対戦する。
その他のシード勢も順当な勝ち上がりを見せた。第3シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)はJ・ヤンコビッチ(セルビア)を6-4, 6-2で、第4シードのN・リー(中国)も予選勝者のC・シーパース(南アフリカ)を2-6, 6-4, 6-1の逆転で下してベスト8進出を果たした。
世界ランク3位のアザレンカは、この日の試合では第1サーブを80%の確率で決めるなど終始ヤンコビッチを圧倒。第1セットは1度ブレークを許すものの、2度のブレークをヤンコビッチから奪い先取。
第2セットも好調を維持したアザレンカは、そのセットでは1度もブレークを許さず、逆にサーブの調子を崩したヤンコビッチに付け込み2度のブレークを奪うと1時間19分の快勝で準々決勝へ駒を進めた。
昨年の全仏オープン女王のリーは、序盤こそ本来のプレーが影を潜めシーパースに第1セットをあっさり先取されるが、第2セット途中から徐々にリズムが出始めそのセットを奪い返すと、第3セットではシーパースを圧倒。1時間35分で勝利した。
アザレンカは、主催者推薦のJ・ドキッチ(オーストラリア)を6-0, 6-3で一蹴した第8シードのM・バルトリ(フランス)と、リーはL・サファロバ(チェコ共和国)とそれぞれ準々決勝で顔をあわせる。サファロバはこの日の試合でS・クズネツォワ(ロシア)と対戦したが、6-1, 2-0とリードしたところでクズネツォワが熱中症を患い途中棄権を申し入れての勝ち上がり。
今大会の優勝賞金は10万7000ドル。
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