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女子テニスツアーのＨＰジャパン女子オープン（大阪/靭テニスセンター、賞金総額２２万ドル、ハード）は大会初日の１０日、シングルス１回戦９試合が行われ、昨年準優勝のクルム伊達公子（日本）は第４シードのＰ・ツェトコフサ（チェコ共和国）に2-6, 6-7 (2-7)のストレートで敗退、初戦で姿を消した。

昨年の今大会では決勝でＴ・タナスガーン（タイ）に敗れたものの、準優勝という結果を残していたクルム伊達であったが、この日は世界ランク３２位のツェトコフサに２度のブレークを許し第１セットを失うと、第２セットではお互いに３度のブレークの末にもつれ込んだタイブレークで一歩及ばなかった。

２年前の今大会で自身初となるシングルスでのツアータイトルを獲得していた第１シードのＳ・ストザー（オーストラリア）は、Ｎ・ラチーワカーン（タイ）に6-3, 3-6, 7-5のフルセットで勝利、何とか２回戦に進出した。

今年の全米オープンを制し、今大会でも優勝が期待されるストザーであったが、予選勝者のラチーワカーンに試合を通して３度ものブレークを許してしまう苦しい展開に。第２セットを失ってしまったものの、第３セットでは２度のブレークに成功、２時間１３分で逃げ切った。

昨年は準々決勝でクルム伊達に敗れているストザーは、２回戦で土居美咲（日本）と対戦する。

この他の試合では、第６シードの森田あゆみ（日本）がＳ・チャン（中国）に7-6 (7-3), 6-2で、予選勝者の瀬間詠里花（日本）がＭ・ミネルラに6-3, 6-3で勝利した一方、奈良くるみ（日本）は第３シードのＡ・クルベールに2-6, 1-6で、中村藍子（日本）は第５シードのＪ・ガイドソバ（オーストラリア）に0-6, 1-6で敗れている。

この他の試合の結果は以下の通り。

Ｙ・シュウェドワ（カザフスタン） ○-× 青山修子（日本）, 6-2, 6-0
鄭潔 ○-× Ｚ・クコバ, 6-1, 6-1
Ｏ・ゴヴォルツォバ（ベラルーシ） ○-× Ｙ・チャン（台湾）, 6-1, 2-6, 6-4

今大会の優勝賞金は３万７０００ドル。