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女子テニスツアーのBMWマレーシア・オープン(マレーシア/クアラルンプール、賞金総額22万ドル、ハード)は土曜日に準決勝を行い、元世界ランク4位のJ・ドキッチ(オーストラリア)がM・クライチェック(オランダ)を6-2, 6-3のストレートで下し、見事、決勝進出を決めた。試合時間はわずか63分だった。
クロアチア出身で、現在はオーストラリアの国籍を取得している27歳のドキッチは、父親との問題もあり、2004年から2008年にかけて満足にプレーができない状態が続いていた。
しかし2009年以降は全豪オープンでベスト8入りするなど、順調に復帰しており、現在は世界91位につけている。今大会でも7年ぶりにWTAツアーベスト4入りを決めていた。
試合後、ドキッチは「(クライチェックの強烈な)サービスをうまくかわしつつ彼女を左右に振って、試合をコントロールするように心がけました。彼女はそういった作戦が苦手だと考えていたので。それが功を奏したと思います。」と話した。ドキッチは15本のウィナーを決め、クライチェックの7本の2倍強を記録した。また凡ミスは16本にとどまり、クライチェックの27本を大きく下回った。
さらにドキッチは「再び決勝に進めて最高の気分です。2度ほど苦戦しましたが、何とか勝ち上がることができました。」と述べた。ドキッチのツアー決勝進出は2003年ぶりのことで、優勝すれば2002年のバーミンガムの大会以来のトロフィーを手にする。
「明日の決勝で何が起ころうとも、さらにいいプレーをしたいと思います。今日の試合は最高でした。自分のテニスにとても満足しています。今期、いいスタートが切れています。」
ドキッチは日曜日の決勝戦で第5シードのL・サファロバ(チェコ共和国)と対戦する。サファロバは準決勝で第4シードのJ・グロス(オーストラリア)を6-2, 3-6, 6-3で振り切っての勝ち上がり。
試合後、サファロバは「彼女(グロス)は第2セットで素晴らしいプレーを展開していました。押されていました。そこから抜け出すために、さらに強打を試みました。ミスが増えましたが、我慢して機会を待ち、それが功を奏しました。」と振り返った。
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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