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女子テニスツアーのハンソル韓国オープン(韓国/ソウル、賞金総額22万ドル、ハード)は木曜日にシングルス2回戦8試合を行い、前年度覇者のクルム伊達公子(日本)が第2シードのA・パブリュチェンコワ(ロシア)を6-2, 6-1で一蹴するなど、シード勢が相次いで敗退する波乱の一日となった。
昨年の今大会では復帰後初となるツアー優勝を飾り、その後に世界ランクでもトップ100入りを果たしたクルム伊達は、相性の良いこの大会でこの日も世界ランク20位で第2シードのパブリュチェンコワを圧倒、わずか67分で一蹴し、2年連続となるベスト8入りに成功した。
この日のクルム伊達は、第1セットでは第1サーブは50%しか入らなかったものの、持ち味のライジングのストロークで主導権を握り、第1サーブでは91%、第2サーブでも64%と、高い確率でポイントを獲得し1度もブレークを許さず、逆に3度のダブルフォルトを犯すパブリュチェンコワから2度のブレークを奪いそのセットを先取。
第2セットに入ると、ギアをアップしたクルム伊達は第1サーブの入りを65%へとアップさせ、逆にサーブの調子が更に悪くなったパブリュチェンコワを一気に攻め立て、3度のブレークに成功し圧勝。しかしながら、クルム伊達が獲得した12ゲーム中、6ゲームがデュースにもつれるなどスコアーほど簡単な試合ではなかったが、39歳のクルム伊達は19歳のパブリュチェンコワに経験の差を見せ付ける勝利となった。
「彼女(パブリュチェンコワ)はトップ選手の一人なので、より一層の集中力が必要だった。だからこの大会のディフェンディング・チャンピオンと言うことは忘れるようにしていた。彼女と同じリズムやテンポで試合をしていたら、勝ち目はない。だから作戦や駆け引きが必要だった。それが上手く行ってとても嬉しい。」とクルム伊達は、ベテランらしいコメントを残した。
そのクルム伊達はベスト4進出を懸けて、第8シードのA・サバイ(ハンガリー)と準々決勝で対戦する。サバイはE・バルタチャ(英国)を6-3, 7-5のストレートで下しての勝ち上がり。
この日はシード勢が次々敗れる波乱の一日となった。2008年のチャンピオンで第3シードのM・キリレンコ(ロシア)は主催者推薦で出場のD・サフィーナ(ロシア)に2-6, 3-6で、第4シードのMJ・マルチネス=サンチェス(スペイン)はE・マカロバ(ロシア)に4-6, 5-7で、第6シードのY・シュウェドワ(カザフスタン)もK・フリッペンス(ベルギー)に4-6, 1-6と、いずれもストレートで敗れ上位進出を前に大会を後にした。
サフィーナはV・ドゥシェヴィナ(ロシア)を6-4, 7-6 (7-5)で下したK・ザコパロバ(チェコ共和国)と、マカロバはK・ペルバク(ロシア)を6-7 (13-15), 6-1, 6-2の逆転で下した第5シードのA・クレイバノワ(ロシア)と、フリッペンスはV・キング(アメリカ)を6-3, 6-4で退け上位4シード選手中唯一勝ち残った第1シードのN・ペトロワ(ロシア)と準々決勝で対戦する。
この日行われたダブルスの準々決勝では、森田あゆみ(日本)と組んだクルム伊達が、ウィンブルドンとUSオープンで優勝した第1シードのキング/シュウェドワ組に臨んだ。好調なクルム伊達のリードと絶妙なコンビで、7-5, 1-6, 11-9の接戦を制し見事ベスト4進出を決めた。決勝進出を懸けて、第4シードのN・グランディン(南アフリカ)/V・ウリロワ組と準決勝を行う。
今大会の優勝賞金はシングルス3万7000ドル、ダブルス1万1000ドル。
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