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【ニューヨーク共同】テニスの四大大会最終戦、全米オープンは13日、ラファエル・ナダル(スペイン)が男子シングルスで初優勝を果たし、生涯グランドスラム(四大大会全制覇)を達成した。今季は全仏オープンとウィンブルドン選手権を含め、四大大会で3勝。本格的なナダル時代の到来を印象づけた。
銀色のトロフィーを抱いて記者会見に臨んだナダルは「素晴らしい気分だ。最も大事な場面で最高のプレーをした」と話し、これまで持ち味を十分発揮できなかったことの多かったハードコートでの勝利と、世界ランク2位となった難敵ノバク・ジョコビッチ(セルビア)との激戦を終えた感慨に浸った。
一番の勝因は、サーブの速度が上がったことだ。球足の速さが特徴のハードコートで、サーブが遅いナダルはこれまで決勝すら進めなかった。今回はラケットの握りを変えたことで、大幅にスピードがアップ。「前に進むには、変化も必要」との決断で、昨季は時速200キロ以下だったサーブが、今大会は楽々と210キロを超えた。今大会落としたセットは決勝の一度だけ。終始主導権を握って試合を進めた。
クレー、芝、ハードとすべてのコートで頂点に立ち、次は何を目指すのか。「目標はこれまでと同じ。いまよりもいい選手になること。僕は天才じゃない」と話した。満たされることのない向上心が、その強さを揺るぎないものにしている。
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