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女子テニスツアーのGDFスエズ・グランプリ（ハンガリー/ブタペスト、賞金総額２２万ドル、クレー）は５日に初日を迎え、シングルス１回戦４試合を行い、第５シードのＳ・ポン（中国）が主催者推薦のＳ・ニリッチを6-1, 6-3と病気からの復帰第一戦を勝利で飾った。

ポンは、グランドスラム今季第２戦の全仏オープンをエントリーしながら、胃腸疾患を患い直前でキャンセルし、その後のウィンブルドンも欠場を余儀なくされていた。この日が復帰戦となったポンは、わずか７１分で嬉しい勝利を飾った。

第１セットは１－１から５ゲームを連取したポンは「第１セットで良いプレーができて良かった。病気で全仏とウィンブルドンを欠場して最初の試合で出だしが良かったのはとても良いことね。」と喜びを表していた。Ａ・ヤキモバ（ベラルーシ）とＡ・セバストバ（ラトビア）の勝者と２回戦で対戦する。

その他の試合では、元世界ランク５位で現在は１０２位まで落としているＡ・チャクエタゼ（ロシア）がＭ・コリツェワ（ウクライナ）を6-2, 6-0とわずか６２分で一蹴し２回戦へ進んだ。２回戦では第２シードのＡ・ドゥルゲルとＳ・ザラボバ（チェコ共和国）の勝者と対戦する。

残りの試合では、地元の声援を背に３１歳のベテランのＧ・アーン（ハンガリー）がＤ・クツォバ（ベラルーシ）を3-6, 6-0, 6-3の逆転で、今大会２０００年のチャンピオンのＣ・カスターノ（コロンビア）がＫ・クコバ（スロバキア）を6-0, 6-3で下し２回戦へ進んだ。

先に行われたウィンブルドンでは自己最高の３回戦進出を果たしたアーンは第４シードのＡ・メディーナ=ガリゲス（スペイン）とＩ・オラル（ルーマニア）の勝者と、カスターノは第８シードのＰ・エルコグ（スロベニア）と予選を勝ち上がったＡ・クレパック（スロベニア）の勝者とそれぞれ２回戦で顔を合わせる。

今大会の優勝賞金は３万７０００ドル。