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男子テニスツアーのマスターズ1000シリーズであるBNLイタリア国際男子(イタリア/ローマ、賞金総額275万ユーロ、クレー)は27日、シングルス1回戦が行なわれ、第14シードのJ・ブレーク(アメリカ)が、予選勝者のV・クリヴォイ(ルーマニア)に5-7, 3-6で敗れる波乱が起きた。
世界ランク16位のブレークは、同112位のクリヴォイに出だし5ゲームを連取されるも、途中3本のセットポイントをしのぎつつ、ゲームカウント5-5まで巻き返す。しかし、最後はクリヴォイにラブゲームでのブレークを許し、第1セットを先取される。
試合を振り返りブレークは「彼は多分、第1セットを決めようとして少し緊張したのだと思うよ。僕は何のプレッシャーも与えていなかった。僕は攻めていなかったし、攻めようとしたらミスが出た。本当に悪い日だよ。」とコメントした。
断続的に降りしきる雨と渦巻く風の中で行われた第2セット、ブレークは2-0とリードしたもののクリヴォイに逆転を許し、1時間12分で今大会を終えることとなった。クリヴォイは、これが今季初のツアーレベルでの勝利となった。
この試合で最後まで風と雨に悩まされたブレークは「彼は僕より環境に良く適応していたし、僕はもっとボールをコートに入れるべきだった。悪いプレーをしている時は楽しくもない。特にあんなコンディションのときはね。土は目に入るし、風のせいでボールがコントロールできないんだ。そして霧雨が降ったら、もうダメだね。」と語った。
昨年の準優勝者で第10シードのS・ワウリンカ(スイス)は、I・クニツィン(ロシア)に6-3, 6-4のストレートで勝利し、順当に初戦を突破している。昨年の決勝でN・ジョコビッチ(セルビア)の前に敗退しているワウリンカは、今月初めのモンテカルロ・マスターズでは、同胞の先輩であるR・フェデラー(スイス)から初勝利を上げている。
第15シードのM・チリッチ(クロアチア)は、主催者推薦で出場のF・チポッラ(イタリア)に6-2, 6-2で快勝している。身長198cmと長身のチリッチは、5本のサービスエースと25本のウィナーを決め、1時間20分でチッポラを圧倒した。
また20歳7ヶ月と、今大会の本選出場者の中で最年少のチリッチは、今季すでにチェンナイとザグレブの2大会で優勝しており、全豪オープンでは2年連続での4回戦進出を果たしている。
チリッチよりさらに背の高い、208cmのI・カルロビッチ(クロアチア)は、予選から勝ち上がってきたJ・ヘルニチ(チェコ共和国)に4-6, 6-4, 6-2の逆転で勝利、2回戦で第2シードのフェデラーと対戦する。
この日は悪天候のため、2試合が途中で中断、延期となっており、M・ヨージニ(ロシア)とD・ヒメノ=トラバー(スペイン)の試合は、ヨージニが7-5, 5-4でリードしたところで、M・フィッシュ(アメリカ)とI・アンドレエフ(ロシア)の試合は、第1セット3-3と並んだところで中断した。
また初日に予定されていた、第13シードのT・ロブレド(スペイン)と元王者M・サフィン(ロシア)の対戦のほか3試合が翌日以降に延期された。
この他の試合の結果は以下の通り。
J・モナコ(アルゼンチン) ○-× N・キーファー(ドイツ), 6-2, 6-3
A・モンタネス(スペイン) ○-× P・スタラーチェ(イタリア), 7-6 (10-8), 6-4
V・トロイキ(セルビア) ○-× V・ハネスク(ルーマニア), 6-3, 6-3
C・ロクス(ベルギー) ○-× J・I・チェラ(アルゼンチン), 6-1, 6-2
今大会の優勝賞金は50万ユーロ。
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