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男子テニスツアーのBCRルーマニア・オープン(ブカレスト/ルーマニア、賞金総額37万ユーロ、クレー)は10日、シングルス2回戦が行われ、第2シードのG・シモン(フランス)が、A・モンタネス(スペイン)を6-3, 6-4のストレートで下し、準々決勝に進出した。
昨年の決勝で、V・ハネスク(ルーマニア)に勝利し優勝したシモンは、今季すでに2大会で優勝しており、シーズン3勝目を狙う。今年のカナダのマスターズ大会2回戦でR・フェデラー(スイス)を破り、一躍脚光を集めた、23歳のシモンはベスト4入りをかけて、F・セラ(フランス)と対戦する。セラは、P・スタラーチェ(イタリア)を7-5, 0-6, 6-4で下しての、ベスト8入り。
この日は、第3シードのN・アルマグロ(スペイン)が2回戦に、第4シードのP・H・マチュー(フランス)が、日没のため順延となった1回戦にそれぞれ臨んだが、波乱に巻き込まれた。
今季クレーコートでは30勝8敗と、ツアーでも屈指の好成績を残しているアルマグロは、G・ガルシア=ロペス(スペイン)に4-6, 5-7で敗れ、マチューは世界ランク71位のⅠ・ナバロ(スペイン)に4-6, 7-6(7-5), 3-6で競り負けた。
キャリア初のタイトル獲得を目指し、準々決勝に進出したガルシア=ロペスは、ベスト4入りをかけ、第6シードのC・モーヤ(スペイン)と対戦することとなった。モーヤは、P・アンジャー(スペイン)を6-3, 7-6 (8-6)で下し、ベスト8に名を連ねている。
かつての世界ランク1位で32歳のモーヤは、これまでガルシア=ロペスと4度対戦しており、3勝を挙げている。また、クレーコートでは2勝0敗と、ガルシア=ロペスを圧倒している。
今大会第1シードのR・ガスケ(フランス)は、準々決勝進出をかけ、主催者推薦のV・クリヴォイと、木曜日に予定されている2回戦で対戦する。
今大会の優勝賞金は5万9100ユーロ。
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