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（カナダ、トロント）

ＵＳオープン前の主要大会であるロジャーズ・カップ（賞金総額１３４万ドル、ティア１）で、現地水曜日、昨年覇者で第４シードのＡ・イバノビッチ（セルビア）が世界ランキング１６９位のヤン・ツー（中国）と２回戦を行ったが、3-6, 1-6であっさりと負けを喫し、早々と姿を消すこととなった。

イバノビッチはこの週末、ロス・アンゼルスでのイースト・ウェスト・バンク・クラシックで今季２度目の優勝を上げたばかりで、その疲れが残っていたのか、攻撃的で強力なストロークで攻める相手に振り回され気味だった。
勝ったヤンはＥ・ダニリドー（ギリシア）と３回戦を行う。

この日はその他第５シードのＡ・チャクエタゼ（ロシア）がＶ・ラッツァーノ（フランス）と6-7(5-7), 0-2となったところで、発熱のため棄権、また第８シードのＥ・デメンティエワ（ロシア）もＦ・スキアボーネ（イタリア）に7-6(7-5), 3-6, 2-6の競り負けを喫するなど、シードダウンが続いた。チャクエタゼは今夏シンシナティとスタンフォードで２大会連続優勝するなど活躍しているだけに、残念な結果となった。

一方で、第１シードのＪ・エナン（ベルギー）はＡ・クレパック（スロバキア）を6-3, 6-1で、第２シードのＪ・ヤンコビッチ（セルビア）はＭ・ペルティエを6-0, 6-1でそれぞれ退け、３回戦進出を決めた。
その他、第６シードＮ・ペトロワ（ロシア）、第７シードＭ・バルトリ（フランス）や、Ｄ・サフィーナ（ロシア）、Ｐ・シュニーダー（スイス）、Ｔ・ゴロバン（フランス）らのシード勢が３回戦進出を決めている。