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（アメリカ、カリフォルニア州スタンフォード）

バンク・オブ・ウエスト・クラシック（賞金総額６０万ドル、ティア２、ハード）は土曜日に準決勝を行い、２０歳のＳ・ミルザ（インド）が第８シードのＳ・バンマー（オーストリア）を6-2, 5-7, 6-3で振り切り、見事決勝進出を決めた。試合時間は２時間１４分だった。

２００５年８月以来のツアー決勝進出を決めたミルザは今大会絶好調で、上位選手を３人撃破している。準決勝のバンマー（世界２２位）に加え、準々決勝ではＰ・シュニーダー（スイス）（同１７位）を、２回戦ではＴ・ゴロバン（フランス）（同１９位）を下した。

現在世界ランク３５位のミルザは、準決勝では第３セットの3-3の場面でバンマーのサービスをブレーク、4-3とリードした。その後自分のサービスをキープして5-3とすると、最後に再びバンマーのサービスをブレークし、激戦に終止符を打った。

ミルザはティア２の大会での決勝進出は初めて。ミルザは２００５年に地元インド・ハイデラーバードの大会で唯一の優勝を飾っている。これはインド人女性として初のＷＴＡツアーでの優勝だった。

ミルザは今季前半、膝の故障で２ヵ月半ツアーから離れていたが、完全に回復した様子で、決勝では第１シードＡ・チャクエタゼ（ロシア）vs.第３シードＤ・ハンチュコバ（スロバキア）戦の勝者と対戦する。

世界ランク８位で２０歳のチャクエタゼは現在ハードコートで７連勝しており、２週連続でのツアー優勝を目指す。

チャクエタゼは先週のシンシナティのハードコートの大会決勝で森上亜希子（日本）を下して今季３勝目、ツアー通算５勝目を飾っている。

チャクエタゼとハンチュコバは過去４度対戦があり、現在２勝２敗。今季は２度対戦があり、戦績は１勝１敗で、ローマのクレーの大会ではハンチュコバが、オランダの芝の大会ではチャクエタゼが勝っている。両者のハードコートでの対戦は１度あり、その時はハンチュコバが勝っている。

今大会の優勝賞金は８万８,２６５ドル。