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（イギリス、ロンドン）

世界ランキングNo.1で昨年はグランドスラム３大会で優勝したＲ・フェデラー（スイス）は、来年こそ年間グランドスラムを達成したいと抱負を語った。

これまで９つのグランドスラム・タイトルを有するフェデラーは、全仏オープンだけまだ優勝できておらず、２００７年はまずその制覇と、続くウィンブルドンの５年連覇とがかかっている。
「まだまだやる気は十分。ここ数年は大丈夫だよ。全仏の制覇は夢だ。でも何よりウィンブルドンで勝つこととNo.1でいることが一番の目標。この二つこそが僕たる所以だからね。」とフェデラーはＢＢＣ（英国放送協会）のインタビューに答えた。

今年は全仏オープンではクレイ王Ｒ・ナダル（スペイン）を倒すことができず準優勝に終わったが、全豪オープンでは２度目の優勝、ウィンブルドンは４連覇、ＵＳオープンは３連覇を達成した。また１７大会に出場したうち１６大会で決勝進出、年間獲得賞金で史上初めて８００万ドル（約９億４千万円）を超えた。
２００７年はフェデラーは１月８日からオーストラリアで開催のＡＡＭＩクラシックで全豪オープンのウォームアップを図る。

宿敵ナダルはその１週間前のチェンナイ・オープンから調整を図り、昨年は怪我で欠場となった全豪オープンの初制覇を狙っている。
「全豪オープンは僕の好きな大会。」と言うナダルは、「２００７年はオーストラリアでいいプレイをすることを特別のゴールにしているんだ。」と意気込みを語っている。

来年も今年に増して熱い戦いが続きそうだ。