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(カナダ、トロント)
トロント・テニス・マスターズ(賞金総額245万ドル)は日曜日決勝が行われ、R・フェデラー(スイス)とR・ガスケ(フランス)が対戦した。今週はいつになく苦戦を強いられる場面も多かったフェデラーは、この日も出だしで遅れを取ったが、2-6, 6-3, 6-2で競り勝ち、タイトルを勝ち取った。
フェデラーは今大会は4試合連続でフルセットでの勝利。「今週は肉体的にも精神的にも自分にとってのテストのような1週間だった。特に今日はほとんど負けそうなところからの挽回だったしね。」と、ほっとした心持で語った。
フェデラーはこれで今季62勝4敗、7つ目の優勝。R・ナダル(スペイン)以外の相手に対しては61勝0敗と負け知らず。また、2004年のシンシナティ・オープン1回戦でD・フルバティ(スロバキア)に敗れて以来、北米のハードコート大会では実に54連勝目を上げた。
「実はこの場所は最初は得意ではなかった。」とフェデラーはトロント会場について話した。「風も強いし、暑くて湿度も高いので、いやな天候だと思った。でもいつからか急にここでプレーするのが好きになったんだ。前はナイターも得意ではなかったけど、いまでは好きだしね。」
20歳ガスケは第1セットを取ると、その勢いで第2セットもいきなり40-0でフェデラーからブレーク・ポイントを奪った。しかし、フェデラーはそこをしのいで5ポイント連続して取りサービスキープすると、次のガスケのサーブをブレーク。そこでようやくリズムを掴んだフェデラーは、次第に試合の主導権を握り、逆転に成功した。
「第2セット、あの大事なところで、またもや出だしが悪かったのは、まずいと思った。でもあそこから這い上がってゲームを取ると、逆に相手が一体どうしたんだ、と自信を失い始めることもある。」と、メンタル面での変化が鍵だったとフェデラーは振り返った。
ガスケも、「第2セットでフェデラーをブレークできるところまで行ったのに、チャンスを活かせなかった。その後は急にやりづらくなった。彼と試合するときは、どんな小さなチャンスでも逃すと致命傷になるね。」と悔しさをにじませた。
フェデラーはこれが17大会連続の決勝進出だった。あともう1大会でI・レンドル(アメリカ)の記録と並ぶ。
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