男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は1日、シングルス準決勝が行われ、第21シードのA・フィス(フランス)は第1シードのJ・シナー(イタリア)に2-6, 4-6のストレートで敗れ、決勝進出とはならなかった。試合後、フィスはシナーについて言及し「これまで素晴らしい選手と対戦してきたけど、彼は別格だ」と語った。
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21歳で世界ランク25位のフィスは、前週のバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)決勝でA・ルブレフを破り初優勝を飾るとともに、ツアー大会で約1年7ヵ月ぶり4度目のタイトルを獲得した。
好調を維持したまま迎えた今大会は初戦の2回戦で世界ランク58位のI・ブセ(ペルー)、3回戦で同116位のE・ナヴァ(アメリカ)、4回戦で第25シードのT・M・エチェベリー(アルゼンチン)、準々決勝で第11シードのJ・レヘチカ(チェコ)を下し同大会初のベスト4に進出。「とても調子が良い」と手応えを口にしていた。
しかし、24歳で世界ランク1位のシナーとの顔合わせとなった準決勝ではその勢いも止められる形となった。フィスはファーストサービス時のポイント獲得率が49パーセントにとどまり、3度のブレークを許す苦しい展開に。リターンゲームではブレークポイントを1度も掴めないままストレート負けを喫した。
試合後の会見でフィスは、シナーを崩す難しさを率直に語った。
「彼は本当に偉大なチャンピオンだ。今は自信に満ちている。フォアもバックもすごくクリーンに打ってくるし、サーブもとても良かった」
「第1セットは彼にとって完璧で、僕にとっては厳しかった。彼のボールスピードに慣れる必要があったし、フルマッチで対戦するとやはり違う。これまで素晴らしい選手と対戦してきたけど、それでもシナーは別格だ」
「彼と対戦すると、自分でも良いテニスができていると感じる。でも、それだけでは足りない。相手が前に入ってくるとプレッシャーがかかる。セカンドサーブはそこまで問題ではなかったけど、ファーストサーブで簡単にポイントを取りたくて少し無理をしてしまった。トップ中のトップの選手相手だと、簡単にポイントは取れない」
好調の中で臨んだ一戦だったが、フィスにとっては世界ランク1位との差を実感する試合となった。
一方、勝利したシナーは決勝で第2シードのA・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。ズベレフは準決勝で世界ランク69位のA・ブロックス(ベルギー)を下しての勝ち上がり。
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