男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は23日、世界ランク42位のG・モンフィス(フランス)が予選勝者で同353位のB・ゴヨ(クロアチア)を1-6, 6-2, 6-4の逆転で破り3年ぶり10度目の初戦突破を果たすとともに、同大会史上最年長勝利を記録した。試合後、モンフィスは「綺麗な勝ち方ではなかったけど、勝ちは勝ちだ」と語った。
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38歳のモンフィスが同大会に出場するのは2年連続14度目。最高成績は2008年と2010年に記録したベスト8となっている。
一方、27歳のゴヨは今大会、予選2試合を勝ち抜き本戦入りを果たした。
両者初の顔合わせとなった1回戦の第1セット、ファーストサービスの確率が94パーセントを記録するなどサービスが好調のゴヨに対し、1度もブレークポイントを握ることができなかったモンフィス。自身はサービス時のポイント獲得率が43パーセントに留まり3度のブレークを許して先行される。
しかし、第2セットでモンフィスは第1ゲームでいきなりブレークに成功する。モンフィスはゴヨの18本に対しアンフォーストエラーの数を7本に抑えるなど安定したプレーを続け、第5ゲームで再びブレークを奪い、このセットを取り返す。
迎えたファイナルセットでは両者キープが続くが、第9ゲームでモンフィスが粘り強いプレーでゴヨからミスを引き出しブレークを奪うと、直後のサービング・フォー・ザ・マッチを取り切り1時間42分の接戦を制した。
また、モンフィスの38歳7ヵ月での勝利は大会史上最年長記録となった。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはモンフィスのコメントが掲載されている。
「最初は、彼(ゴヨ)のセカンドサーブが1本しかなかったと思う。ファーストサーブの確率が94パーセントくらいで、すごく良いプレーをしていた。だから、僕は嵐が過ぎるのを待って、その後は戦術を変えたんだ。キックサーブを多用して、ちょっと違うプレースタイルを試した。あまり自分から無理をせず、彼にプレーさせるようにした。そして最後は、とにかく走ってボールに食らいついた。綺麗な勝ち方ではなかったけど、勝ちは勝ちだね」
勝利したモンフィスは2回戦で第7シードのA・ルブレフと対戦する。今大会はシード勢が1回戦免除のため、ルブレフはこれが初戦となる。
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