男子テニスのバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)は20日、シングルス決勝が行われ、第1シードのC・アルカラス(スペイン)は第6シードのH・ルーネ(デンマーク)に6-7 (6-8), 2-6のストレートで敗れ準優勝となった。
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21歳で世界ランク2位のアルカラスが同大会の本戦に出場するのは2年ぶり4度目。2022年・2023年には連覇を飾っている。
今大会は1回戦で予選勝者で世界ランク126位のE・クイン(アメリカ)、2回戦で予選勝者で同80位のL・ジェレ(セルビア)、準々決勝で第5シードのA・デ ミノー(オーストラリア)、準決勝で第7シードのA・フィス(フランス)を下し決勝に駒を進めた。
同じ21歳で世界ランク13位のルーネとの顔合わせとなった決勝戦の第1セット、アルカラスは両者1度ずつブレークを奪い合い突入したタイブレークを接戦の末に落とし先行される。
続く第2セット、アルカラスはリターンゲームでブレークポイントを4度握るも全てしのがれ、サービスゲームではルーネに2度のブレークを許す。セット途中には右脚のメディカルタイムアウトを取得するなどコンディション面でも万全の状況を作れなかったアルカラスは1時間40分で力尽きた。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトに試合後のアルカラスのコメントを掲載している。
「負けるのは決して簡単なことではないが、ここでの決勝となるとなおさらだ。でも、ホルガー(ルーネ)には敬意を表さなければならない。彼は素晴らしい試合を展開し、非常に規律正しかった。常に自分が何をすべきかを理解していた」
「バルセロナで決勝を戦えたことは素晴らしい経験だったし、全力を尽くしたことを誇りに思う」
アルカラスは同大会の前週に行われたロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)で優勝。今大会では元世界ランク1位のR・ナダル(スペイン)が2018年に成し遂げて以来となる、ロレックス・モンテカルロ・マスターズとバルセロナ・オープン・バンコ・サバデルの2週連続優勝を狙ったがあと一歩及ばなかった。
「たくさんの試合をこなして休養日数が限られていると、こういうことが起きる。本当に過酷で、毎日100パーセントの力を出し切らなければならない。モンテカルロのような大会に出場した後、バルセロナに到着して適応する時間がほとんどないというのは本当に大変だ。今では、ラファ(ナダル)が毎週のように成し遂げてきたことに、心から頭が下がる。彼の偉業に敬意を表さなければならない」
「特にこのスイングでのラファの功績を称えたいと思う。でも、連覇は不可能に近いと言えるだろう。一度これを実際に体験すると、ラファが成し遂げたこと、そして毎週のように肉体的にも精神的にも100パーセントの力を発揮することがいかに難しいことか、より深く理解できるようになる」
「彼(ナダル)は僕にメッセージをくれた。励ましの言葉をくれたよ。怪我をしていないことを願ってくれて、数日後にはまたトレーニングをして全力を尽くせるようになると伝えてくれた」
さらに、23日に開幕するムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)に出場予定のアルカラスは負傷の状態について「チームと話し合い検査もするが、マドリッドでの試合には影響しないと確信している」と説明した。
一方、勝利したルーネはツアー大会で約2年ぶり5度目のタイトル獲得となった。
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