アルカラス 22度目の決勝進出

男子テニスのABNアムロオープン（オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500）は８日、シングルス準決勝が行われ、第１シードのＣ・アルカラス（スペイン）が第８シードのＨ・フルカチュ（ポーランド）を6-4, 6-7 (5-7), 6-3のフルセットの熱戦の末に下し、ツアー大会で２２度目の決勝進出を果たした。

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同大会初出場となった２１歳で世界ランク３位のアルカラスは、１回戦でワイルドカード（主催者推薦）で出場した同８４位のＢ・ファン・デ・ザンスフルプ（オランダ）、２回戦で予選勝者で同３１７位のＡ・ババソリ（イタリア）、準々決勝で同４４位のＰ・マルティネス（スペイン）を下し準決勝に駒を進めた。

世界ランク２１位のフルカチュとの顔合わせとなった準決勝の第１セット、アルカラスは第２ゲームで先にブレークを奪われ1-4とリードされるも、ここから一気に５ゲームを連取し先行する。

続く第２セットはタイブレークの末に落としたアルカラスだったが、ファイナルセットではファーストサービス時に７９パーセントの確率でポイントを獲得し相手に１度もブレークポイントを与えず、リターンゲームでは第２ゲームでブレークに成功し、２時間２０分で決勝進出を果たした。

男子プロテニス協会のATPは公式サイトに試合後のアルカラスのコメントを掲載。アルカラスは「本当に嬉しい。僕たちは２人とも、観客のためにも、とても高いレベルでプレーしたと思う。素晴らしい試合だった」と語った。

アルカラスがツアー大会で決勝に駒を進めるのはこれが２２度目だが、室内コートで行われる大会では初の決勝進出となった。

ツアー大会１７度目、室内コートでは初となるタイトル獲得に王手をかけたアルカラスは決勝で第３シードのＡ・デ ミノー（オーストラリア）と対戦する。デ ミノーは準決勝で予選勝者で世界ランク９２位のＭ・ベルッチ（イタリア）を下しての勝ち上がり。

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