男子テニスの国別対抗戦デビスカップ ファイナル予選1回戦「日本vsイギリス」(日本/兵庫、ブルボンビーンズドーム、ハード)は1日、第5試合のシングルスが行われ、世界ランク70位の
錦織圭が同129位の
B・ハリス(イギリス)を6-2, 6-3のストレートで下すとともに、日本は3勝2敗で勝利を決めファイナル予選2回戦進出を果たした。錦織は試合後、デビスカップへの想いを語った。
>>【動画】錦織圭 大一番制し日本が劇的勝利!イギリス撃破の瞬間!<<>>錦織圭vsハリス 1ポイント速報・結果<<ファイナル予選1回戦では24ヵ国がホーム、もしくはアウェイで対戦する。試合は1日目にシングルス2試合、2日目にシングルス2試合とダブルス1試合を行い、先に3勝した方が勝利となる。
日本は今回の一戦に、世界ランク67位の
西岡良仁、同70位の錦織、同143位の
内山靖崇、同341位の
綿貫陽介、ダブルス世界ランク144位の
柚木武の5名で臨んだ。
一方、イギリスは世界ランク77位の
J・ファーンリー(イギリス)、同129位のハリス、同388位のG・ハッシー(イギリス)、ダブルス世界ランク16位の
N・スクプスキ(イギリス)、同43位の
J・ソールズベリー(イギリス)の5名。
前日に行われた第1試合では、西岡がハリスをストレートで下し日本が先勝。しかし、第2試合では錦織がファーンリーにストレートで敗れ、1勝1敗で2日目に突入した。
迎えた2日目、第3試合のダブルスでは綿貫と柚木のペアがスクプスキとソールズベリーのペアに惜敗し日本は1勝2敗と後がなくなる。それでも第4試合で西岡がファーンリーとの1番手対決を制し、2勝2敗で勝負は第5試合に突入した。
勝負が懸かる大一番となった第5試合では錦織とハリスが対戦。この試合、錦織はファーストサービス時に83パーセントの確率でポイントを獲得し相手にブレークを与えず、リターンゲームでは3度のブレークに成功。1時間13分で快勝し、日本は1勝2敗から2連勝を果たして、3勝2敗で劇的な勝利を収めた。
錦織は会見で試合を振り返った。
「昨日の反省点を活かして、焦りすぎずミスを減らして、サーブを少し意識して変えたところがうまくいった点かなと思います」
「昨日の試合、本当にこの半年で一番悪いくらいだったので、これが緊張なのか、ボールの感覚がよくなくてだったのか、いろいろ考えました。やっぱりあれくらい悪い試合で負けて、翌日また戦わないといけない、どうにか自分に自信を持たせないといけないというところが一番難しかったです」
「もちろん勝ったこともそうですし、この1日で自分のプレーを思い出せたというところにもホッとしてます」
また、デビスカップのファイナル進出への想いは「めちゃめちゃあります」と語った。
「たぶん普通だったら僕もデ杯に出てないと思います。このランキングで自分自身がランキングを上げないといけないという場面と、怪我が出やすい自分の体を考えたときに、あまり無茶はしたくないところではありますけど、やっぱりみんなの熱い思いと、去年のイタリアのデ杯で2連覇するっていう強さを日本も見せれたらなという思いから、僕は日本をどうにかしてワールドグループ(ファイナル)にまた戻らせたいという気持ちは去年から、徐々に高くなっていきました」
「チームの雰囲気は良かったです。お互いに高め合ってる良いチームだなと思いました。その中で、自分の立ち位置として一番経験があって、年上で、みんな結構年下なのでそこは難しさはありますけど、うまく溶け込めるようにおじさんは頑張ってます」
勝利した日本は9月に行われる予選2回戦でドイツかイスラエルと対戦。そこで勝利すれば、11月にイタリアで開催されるファイナル8進出が決定する。
【31日(金)】
第1試合
西岡良仁 7-5, 6-1 ハリス
第2試合
錦織圭 3-6, 3-6 ファーンリー
【1日(土)】
第3試合
綿貫陽介/ 柚木武 6-7 (4-7), 6-7 (3-7) スクプスキ/ ソールズベリー
第4試合
西岡良仁 6-3, 7-6 (7-0) ファーンリー
第5試合
錦織圭 6-2, 6-3 ハリス
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