6年3ヵ月ぶりマスターズ決勝進出

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勝利したディミトロフ
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)は4日にシングルス準決勝が行われ、世界ランク17位のG・ディミトロフ(ブルガリア)が第7シードのS・チチパス(ギリシャ)を6-3, 6-7 (1-7), 7-6 (7-3)のフルセットで破り、同大会では初、「ATPマスターズ1000」では約6年3ヵ月ぶり2度目の決勝進出を果たした。

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32歳のディミトロフが同大会に出場するのは3年連続11度目。2019年大会では4強入りを果たした。

今大会は、1回戦で同22位のL・ムセッティ(イタリア)、2回戦で第3シードのD・メドベージェフ、3回戦で同33位のA・ブブリク(カザフスタン)、準々決勝で第11シードのH・フルカチュ(ポーランド)を破り準決勝に駒を進めた。

同6位のチチパスとの顔合わせとなった準決勝の第1セット、ディミトロフは第2ゲームで先にブレークを奪うと、その後のサービスゲームを全てキープし先行する。

続く第2セット、ディミトロフは自身のサービスゲームでチチパスにブレークポイントを与えなかったものの、リターンゲームでは第9ゲームで2度のブレークポイントを決め切れず、このセットはタイブレークに突入。タイブレークではチチパスに3度のミニブレークを許し1セットオールに追いつかれる。

ファイナルセット、ディミトロフは第3ゲームで4度のブレークポイントをしのぐと、その後は両者ともにミスを抑えながらウィナーを奪い合う質の高いプレーを披露し、このセットもタイブレークにもつれ込む。ディミトロフはこのタイブレークで序盤から一気に5ポイントを連取しリードを広げると、最後はバックハンドのパッシングショットを決め、2時間31分の激闘を制し、決勝進出を果たした。

ディミトロフが「ATPマスターズ1000」で決勝に進出するのは、優勝を飾った2017年8月のW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)以来約6年3ヵ月ぶり2度目。

また、ディミトロフは2017年11月のNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)を最後にタイトルから遠ざかっており、決勝では約6年ぶり9度目のツアー制覇を目指す。

ディミトロフは決勝で第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。ジョコビッチは準決勝で第5シードのA・ルブレフを破っての勝ち上がり。




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(2023年11月5日9時17分)
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