35歳の真骨頂 いやらしさ全開でV

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全米OPでのエイドリアン・マナリノ
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのアスタナ・オープン(カザフスタン/アスタナ、ハード、ATP250)は3日、シングルス決勝が行われ、第6シードのA・マナリノ(フランス)が第5シードのS・コルダ(アメリカ)を4-6, 6-3, 6-2の逆転で破り優勝を飾るとともにツアー大会4勝目を挙げた。

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35歳で世界ランク34位のマナリノはツアー初制覇を成し遂げるまでに6度決勝で敗れ、30歳となった2019年にリベマ・オープン(オランダ/ロスマーレン、芝、ATP250)でキャリア初優勝を飾った苦労人。

昨年のウィンストン・セーラム・オープン(アメリカ/ウィンストン・セーラム、ハード、ATP250)で2勝目を挙げたマナリノは、今年7月のインフォシス・ホール・オブ・フェーム・オープン(アメリカ/ニューポート、芝、ATP250)で3度目のタイトルを掲げるなど、35歳にして今季も好調を維持し、今大会も決勝まで勝ち上がった。

決勝戦の第1セット、両者キープを続けたものの、終盤の第9ゲームでマナリノはコルダにブレークを許し先行される。

第2セット、マナリノは第3ゲームでコルダに先にブレークを奪われ苦しい状況となる。それでも持ち味である粘り強くいやらしいプレーで徐々に主導権を握っていき、第6ゲームでブレークバックを果たす。さらに第8ゲームでもブレークに成功し1セットオールに追いつく。

ファイナルセット、ファーストサービス時に85パーセントの確率でポイントを獲得したマナリノはコルダにブレークを許さず、リターンゲームでは2度のブレークに成功。2時間9分の熱戦の末に逆転勝利を収めると雄叫びをあげ、ツアー4度目の優勝を飾った。

男子プロテニス協会のATPは試合後のマナリノのコメントを掲載した。

「試合開始時、僕はベストな状態ではなかった」

「少しきつかった。第2セットで劣勢に立たされたときに試合を楽しもう、ストレスを減らしてプレーしようと思い始めたんだ。タフなショットも試したけど、うまくいったよ。第2セットでは少しラッキーなプレーもあったし、第3セットでは調子が良くなった。この試合に満足しているよ」

キャリアでのタイトルが全て30代での獲得で、今季は2大会で優勝。マナリノの代名詞であるいやらしいプレーは円熟の域に達してきている。

一方敗れた23歳のコルダはツアー2勝目とはならなかった。

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(2023年10月4日7時06分)
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