男子テニスで世界ランク４位のＳ・チチパス（ギリシャ）は１６日に開幕する全豪オープン（オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム）の記者会見に１４日登場。先日のコート練習でサッカー日本代表のユニフォームを着用していたことを記者から問われた際、日本の文化や考え方について語った。

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６年連続で全豪オープンの本戦を戦う２４歳のチチパス。２０２１年、２０２２年と２年連続でベスト４へ駒を進めており、今大会は決勝進出、そして優勝を目指している。

メルボルンで調整を行っているチチパスは１０日、自身のインスタグラムでサッカー日本代表のユニフォームを着て練習を行った際の写真を共有。「このユニフォームは、スポーツと日本古来の武士道のつながりを表現している。名誉、忍耐、卓越さの深い文化的遺産。また現代と古代のつながり、伝統の美しさ、そして現在の力を象徴している」とつづっていた。

１４日の記者会見でそのインスタグラム投稿について記者から質問されると、チチパスは他国の文化を知ることに関心があると語った。

「僕は文化に興味があるんだ。言語にも興味がある。人生は僕の文化であるギリシャの文化を越えたところにあることを知っている。古代のギリシャ文化は歴史や時間のなかで多くの痕跡を残してきた。でも、他の文化もまたとても興味深いものだ。それを知ることはとてもエキサイティングなこと」

「日本の文化はその社会と同様にとても謙虚で公平な文化だ。僕はこの文化に興味を持ち、もっと近づいて、そこから学びたいと思うようになった。テニス選手であっても、歴史や文化を学ぶことで多くのことを学ぶことができると思うんだ」

「サムライの背後にある闘争心、日本が今日のような近代社会になったのは、サムライたちの闘志があったからだ。その伝統は隠れているもの。日本の文化について知っている人はあまりいない。僕は、もっと知りたいと思っている。日本のユニフォームは、僕にとってをそれを最大限に表現しているものなんだ」

チチパスは１回戦で世界ランク６４位のＱ・アリス（フランス）と対戦する。

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