「彼は痛みをこらえていた」

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ラファエル・ナダル
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テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は6日、男子シングルス準々決勝が行われ、第11シードのT・フリッツ(アメリカ)は第2シードのR・ナダル(スペイン)に6-3, 5-7,6-3, 5-7, 6-7 (4-10)のフルセットで敗れ、四大大会初のベスト4進出とはならなかった。

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2008年と2010年に同大会を制覇しているナダル相手に、第1セットを先行したものの、4時間20分の激闘の末に敗れたフリッツ。

試合後の記者会見では、第2セット途中でメディカルタイムアウトを取るなど、脇腹を気にしていたナダルについて、次のように言及した。

「たぶん、第2セットで悪くなったように見えた。ちょっと考えさせられたね。僕は積極的になるのをやめた。ちょっとだけ、自分に負けたような気がするよ。彼(ナダル)があまり動いていないように見えたショットもあったし、明らかにサーブのスピードが落ちていたんだ」

「でも、第2セットの終盤には長いラリーが続き、僕が彼を左右に走らせても、普通の選手にはなかなかできないようなプレーができるようになっていた。彼はまたそこで調子を取り戻したような気がする」

「第3、第4、第5セットでは、彼は本当によく動き素晴らしいディフェンスをしていた。私がコーナーでボールを返すと、彼は走ってボールを返し、ウィナーを決めていたんだからね」

「彼は痛みをこらえてプレーしていたと思う。誰でもちょっとしたケガをしたり、大会の後半になるといろいろなことが起こる。みんな、痛みを乗り越えてプレーしようとしてるんだ。そういうものなんだ」

また、3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)の決勝では6-3, 7-6(7-5)でナダルを下し、優勝を決めていたフリッツは、前回と今回の対戦を比較し、グランドスラムでは「大きなハードル」があることを明かした。

「僕はあのゲームで、彼に十分な汗をかかせられなかったし、プレッシャーを感じさせることができなかった。もっとうまくやる必要があったし、もしかしたら彼にもう少しプレッシャーを与えることができたかもしれない」

「インディアンウェルズでは本当に勝てると本気で信じていた。今日も同じだった。彼らはグランドスラムではとても優秀なんだ。でも彼らに勝つには動じないことも必要だし、自分ならできると信じることが大切だ。これは乗り越えるべき大きなハードルだと思う。最近になって、その点は確実に変わってきた。でも彼らを倒すには、まだまだ大変な努力が必要だね」

一方、勝利したナダルは準決勝で世界ランク40位のN・キリオス(オーストラリア)と対戦する。キリオスは準々決勝で同43位のC・ガリン(チリ)を6-4, 6-3, 7-6 (7-5)のストレートで下しての勝ち上がり。

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(2022年7月7日10時51分)
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