テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は6日、男子シングルス準々決勝が行われ、第2シードの
R・ナダル(スペイン)が第11シードの
T・フリッツ(アメリカ)を3-6, 7-5,3-6, 7-5, 7-6 (10-4)のフルセットで破り、2019年以来3年ぶり8度目のベスト4進出を果たした。試合後の会見でナダルは負傷について言及した。
>>ナダルらウィンブルドン男子 組合せ<<>>ナダルvsキリオス 1ポイント速報<<2008年と2010年に続く3度目のウィンブルドン制覇を狙うナダルはこの試合、第1セットを先取されると第2セット途中ではメディカルタイムアウトを取る。その後も脇腹を気にするシーンが見られるもセットカウント2-2までもつれ込む。
迎えたファイナルセットでは第7ゲームで先にブレークするも直後の第8ゲームでブレークバックを許し、10ポイントマッチのタイブレークに突入する。それでも序盤で5ポイントを連取して4時間20分の激闘を制した。
試合後の会見でナダルは怪我について次のように語った。
「わからない。もう少し検査をするつもりだ。僕はいろいろなことを経験することに慣れているし、痛みを我慢したり、問題を抱えながらプレーすることにも慣れている」
「医者が来て抗炎症剤を出してくれた。でも、難しいんだ。こういうのは治らないんだよ」
「(痛みが)今日に始まったことではないのは明らかだ。2、3日前からこのような感じはあった。間違いなく今日は最悪の日だった。それでも試合には勝つことができた」
「僕は素晴らしいプレーをしている。とても楽しんでいるよ。テニスのレベルも問題や難しいことを置けば、ボールを手にしている感覚は正直言って最高だ。とてもいいプレーをしていると自分でも感じているよ」
「彼ら(父や妹)は僕に試合をリタイアしろと言ったんだ。僕にとっては、試合の途中でリタイアするのはタフなことだった。ずっとリタイアを考えていたとしても、なかなかうまくいかないんだ。だから僕はただ挑戦し続けるだけだよ」
「さっきも言ったように、僕は自分にチャンスを与えたかった。ウィンブルドンを去るのは簡単なことではない。たとえ痛みが辛かったとしてもね。僕は勝つか負けるかだったら、もちろん勝つ方が好きだ。僕は最後まで戦ったんだ。その闘志と、あの状況下で競争力を維持できたことを誇りに思うよ」
「最終的な決断をするのは選手だけど、同時にさまざまな意見を知る必要があり、すべてを適切な方法で確認する必要がある。健康でいることはウィンブルドンで優勝することよりももっと大切なことだ。さて、明日は何が起こるか見てみよう」
勝利したナダルは準決勝で世界ランク40位の
N・キリオス(オーストラリア)と対戦する。キリオスは準々決勝で同43位の
C・ガリン(チリ)を6-4, 6-3, 7-6 (7-5)のストレートで下しての勝ち上がり。
一方、敗れたフリッツは四大大会初の4強入りとはならなかった。
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