男子テニスで元世界ランク26位の
F・クライノビッチ(セルビア)は20日に自身のSNSを更新し、現役引退を発表した。
32歳のクライノビッチは2017年のロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)や2022年のシンチ・チャンピオンシップス(イギリス/ロンドン、芝、ATP500)を含むツアー大会で5度の決勝に進出。いずれも準優勝となり、ツアータイトルを獲得することはできなかった。
それでも2018年4月には自己最高位となる世界ランク26位を記録。同胞の
N・ジョコビッチ(セルビア)や、同じアメリカのIMGアカデミーで練習を行っていた
錦織圭らとも親交がある。
近年は思うような成績を残せずにいたクライノビッチ。19日には全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)の予選1回戦に臨み、世界ランク200位の
J・ロディオノフ(オーストリア)に4-6, 2-6のストレートで敗れた。
そしてこの試合後、自身のインスタグラムで現役引退を正式に発表した。
「僕は少年時代の夢を実現しました。コートを共有し、このスポーツ史上最高の選手たちと競い合いました。他のスポーツと同様、浮き沈みは旅の一部です。僕の旅は波瀾万丈で興味深いものであり、時には非現実的な経験でした。 ATPツアーで優勝できなかった悔しさはまだ残っていますが、自己最高位の世界26位に導いたパリのマスターズ決勝と、栄誉あるクイーンズ(シンチ・チャンピオンシップス)でのトーナメントを含む5度のATPツアー決勝進出を誇りに思っています」
「僕がこれまで達成してきたこと、そしてテニスが僕に与えてくれたすべてを振り返ると、最高の仲間とともに忘れられない瞬間を経験したこの旅に参加できたことに非常に感謝し、幸せです」
「人生のこの美しい章に終止符を打ち、新たな章を始めるという決断をする最後の瞬間まで僕と一緒にいてくれた家族、コーチ、スポンサーに感謝します」
「とても残念ですが、プロテニス選手としてのキャリアに終止符を打つことを発表させていただきます」
「ATPツアー、テニス、そしてサポートしてくれたすべてのファンに感謝します。あなたたちは永遠に私の心の中にいます」
ツアー優勝こそ果たせなかったものの、ファンに愛され記憶に残る選手となったクライノビッチ。その現役生活の幕が閉じた。
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