テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は6日、男子シングルス3回戦が行われ、第14シードの
B・シェルトン(アメリカ)が世界ランク121位の
D・シャポバロフ(カナダ)を6-7 (4-7), 6-2, 6-4, 4-6, 6-2のフルセットで破り、初のベスト16進出を果たした。この試合には元世界ランク1位の
R・フェデラー(スイス)が観戦に訪れた。
>>【動画】フェデラーがウィンブルドンに登場!シェルトン戦を観戦<<>>アルカラス、シナー、ジョコビッチら ウィンブルドン組合せ<<21歳で世界ランク14位のシェルトンが同大会に出場するのは2年連続2度目。昨年は2回戦で敗退した。
今大会は1回戦で世界ランク148位のM・ベルッチ(イタリア)、2回戦で同118位の
L・ハリス(南アフリカ)を下し3回戦に駒を進めた。
3回戦では元世界ランク10位で、今大会にはプロテクトランキング(負傷などによる長期離脱選手の救済措置)を使用して出場しているシャポバロフと対戦。この試合は5日に開始したものの、雨天の影響により第1セット途中で順延に。6日、シェルトンからみて第1セット3-2の時点から試合が再開した。
同大会で8度の優勝を誇るフェデラーが観戦に訪れた再開後のこの試合、第1セットはタイブレークの末に落としたシェルトンだったが、第2セットでは2度、第3セットでは1度のブレークを果たすと、自身はブレークを許さずセットカウント2-1と逆転に成功する。
第4セットでは終盤の第10ゲームでブレークを許し2セットオールに追いつかれたシェルトンだったが、ファイナルセットではアンフォーストエラーを3本に抑える安定したプレーで2度のブレークを奪い、フルセットの熱戦を制した。
なおシェルトンの父で元世界ランク55位のブライアンは1994年に同大会で4回戦に進出しており、30年の時を経て親子でウィンブルドン16強入りを果たした。
シェルトンは4回戦、世界ランク1位で第1シードの
J・シナー(イタリア)と対戦する。シナーは3回戦で同52位の
M・キツマノビッチ(セルビア)を下しての勝ち上がり。
同日には第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)、第4シードの
A・ズベレフ(ドイツ)(ドイツ)、第5シードの
D・メドベージェフらが16強に駒を進めた。
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