女子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、WTA1000)は9日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク173位の
大坂なおみが第19シードで同20位の
M・コスチュク(ウクライナ)を6-3, 6-2のストレートで破り、3回戦進出を果たした。試合後に大坂は
R・ナダル(スペイン)や
C・アルカラス(スペイン)のプレーを参考にしていると明かしている。
>>大坂 なおみ、シフィオンテクらBNLイタリア国際組合せ<<>>西岡 良仁、ジョコビッチ、ナダルらBNLイタリア国際組合せ<<今大会、スペシャルランキング(出産や負傷などによる長期離脱選手の救済制度)を利用して出場した大坂は1回戦で世界ランク45位の
C・ブレル(フランス)(フランス)をストレートで下し初戦突破。2回戦は先月のポルシェ・テニス・グランプリ(ドイツ/シュトゥットガルト、室内クレー、WTA500)で準優勝を果たし、現在キャリアハイを記録している世界ランク20位のコスチュクとのマッチアップとなった。
この試合、序盤から強烈なショットで攻め立てる大坂はサービスゲームが安定しないコスチュクから2度のブレークに成功しゲームカウント4-0とリード。第5ゲームで1度ブレークを返されるも、その後はサービスキープを続けサービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームをラブゲームでキープし第1セットを先取する。
続く第2セット、勢いに乗る大坂は第3ゲームでブレークに成功。しかし、第5ゲーム、大坂がブレークポイントを握った場面で雨により一時中断する。約1時間半が経過し再開すると、大坂はこのゲームでブレークを奪いゲームカウント4-1とリードを広げる。第6ゲームで1度ブレークを返されるが、第7ゲームで3度目のブレークを果たし、1時間11分で勝利した。
女子テニス協会のWTA公式サイトには世界ランクトップ20から初めてクレーコートで勝利した大坂のコメントが掲載された。大坂はナダルやアルカラスらクレー巧者に加え、ムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)を制した
A・ルブレフを参考にしたと明かしている。
「正直なところ、クレーコートでのテニスがどうあるべきかということだけに集中した。本当にしっかりしたブロックをやったの。いくつかのビデオを見た。ラファ(ナダル)を見たわ。アルカラスも見た。生ではルブレフを見たんだけど、彼はボールを叩いていてとても刺激になったの。コートを出るときに後悔したくないと思ったから」
「時々、オスタペンコが全仏オープンで優勝したんだから、私も頑張らなきゃって思うの。正直に言うと、私はボールを叩こうとはしないの。自分としては、もっと回転をかけながらスピンをかけたい。最終的にそれができるようになったらかなり重くなると思うから、それが私のクレーコートテニスになると思う」
自身の見据えるクレーコートでの“完成形”を見つけた大坂。3回戦では第10シードの
D・カサトキナと対戦する。カサトキナは2回戦で世界ランク65位の
T・マリア(ドイツ)を7-5, 6-1のストレートで下しての勝ち上がり。
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