女子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、WTA1000)は25日、シングルス2回戦が行われ、第1シードの
I・シフィオンテク(ポーランド)が世界ランク52位の
ワン・シユ(中国)を6-1,6-4でストレートで破り、初戦突破を果たすとともに2年連続の3回戦進出を決めた。
>>シフィオンテク、サバレンカらマドリッドOP組合せ<<>>シナー、アルカラス、ダニエル 太郎らマドリッドOP組合せ<<世界ランク1位で22歳のシフィオンテクは今季、2月のカタール・トータルエナジー・オープン(カタール/ドーハ、ハード、WTA1000)で3連覇を達成すると先月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000)で2年ぶり2度目の大会制覇を果たすとともにキャリア通算19度目のツアー優勝を飾った。
直近では前週のポルシェ・テニス・グランプリ(ドイツ/シュトゥットガルト、室内クレー、WTA500)に出場。今季クレー初戦となった同大会では3連覇がかかるも準決勝で
E・ルバキナ(カザフスタン)に激闘の末に敗れた。
そのシフィオンテクは2週連続でツアー大会に参戦。ムチュア・マドリッド・オープンは2年連続3度目の出場であり、昨年は決勝進出を果たすも
A・サバレンカに逆転負けを喫し初タイトルを掲げるには至らず、準優勝となった。
今大会、シードのため初戦となった2回戦で23歳のワンと対戦。開始から鋭いショットを決め3ゲームを連取したシフィオンテク。第4ゲームではブレークポイントを握られるも凌ぐと最後はフォアハンドウイナーを決めキープ。終盤の第7ゲームで3度目のブレークを果たし第1セットを先取する。
続く第2セット、勢いのままに第1ゲームでブレークを奪ったシフィオンテク。しかし、第7ゲームでこの試合初のブレークを許しゲームカウント4-4と追いつかれる。それでも集中力を切らさなかったシフィオンテクは第9ゲーム、40-15としマッチポイントとなるブレークチャンスを握ると最後はワンがダブルフォルトを犯し、1時間16分で勝利した。
女子テニス協会のWTAは公式サイトにシフィオンテクのコメントを掲載し「ここが大好きよ。去年、この街を少し知ることができた。だから、今回はもっと居心地がいいわ。第2セットでは少し強度が下がってしまったゲームがあり不満だけど、全体的には自分のやるべきことは分かっていたわ。いいスコアで終われたから良かった」と語った。
また、大会初制覇がかかっていることについて「(マドリッドで優勝することは)もちろん大きな意味がある。このような素晴らしい大会で優勝することは、とても大きなこと。慣れるものではなく、常にそのために戦いたいものよ。もちろん、どの大会も雰囲気が違うし、それなりに特別。でも、WTA1000は最終的にどれに勝とうが関係ない。大きな大会で優勝するたびに、それがどこであろうと、どんな形であろうと、自信に繋がる」と言及した。
勝利したシフィオンテクは3回戦で第27シードの
S・シルステア(ルーマニア)と対戦する。シルステアは2回戦で世界ランク170位の
A・イーラ(フィリピン)を6-3, 6-7 (6-8), 6-4のフルセットで下しての勝ち上がり。
同日には第3シードの
C・ガウフ(アメリカ)、第5シードの
M・サッカリ(ギリシャ)、第8シードの
O・ジャバー(チュニジア)、第9シードの
J・オスタペンコ(ラトビア)、第11シードの
B・ハダッド=マイア(ブラジル)らが3回戦に駒を進めた。
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