男子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)は21日にシングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク351位の
錦織圭は同40位の
S・オフナー(オーストリア)に3-6,4-6のストレートで敗れ初戦敗退となり、約8ヵ月ぶりの復帰戦は黒星となった。それでも錦織は試合後「モチベーションを失うことはありません」と語った。
>>【動画】錦織圭 復帰戦のハイライト!<<>>アルカラス、シナーらマイアミOP組合せ<<>>大坂 なおみvsスイトリナ 1ポイント速報<<34歳の錦織は昨年7月に行われたアトランタ・オープン(アメリカ/アトランタ、ハード、ATP250)で8強入りしたものの、同大会で左ひざを負傷。その後、欠場が続き2023年シーズンでの復帰はかなわなかった。
今季も試合に出場できずにいたが、先月29日にマイアミ・オープンにワイルドカードで出場することが発表され、約8ヵ月ぶりのツアー復帰が決定した。
現地21日に行われた復帰戦ではドロップショットやバックハンドのダウンザラインなど随所で好プレーを披露したものの、オフナーの強打に押され白星をあげることはできなかった。
男子プロテニス協会のATP公式サイトには試合後の錦織のコメントが掲載されている。
「モチベーションを失うことはありません。それはいつでもあります。説明はできませんが、なぜかモチベーションはいつもあるんです。自分のテニスを取り戻したいと思っています。すぐにはできないかもしれませんが、戦い続けます」
「とにかくたくさん試合をしたいです。今日はほぼ試合を楽しめましたが、トップ50の選手を倒すには十分ではなかったです。それでも今日のプレーには十分満足しています。ベストではないかもしれませんが、今後何大会かプレーするのを楽しみにしています」
「健康でいられることを願っています。それが今年の唯一の目標だと思います。そしてできるだけ多くの試合に出場したいです。去年の夏はもう少しで復帰できるところでした。6、7試合プレーして、また身体を痛めてしまったんです」
また、錦織は今後について、すでに出場が発表されている4月1日開幕のフェイズ・サロフィム&Co.米男子クレーコート選手権(アメリカ/ヒューストン、クレー、ATP250)、同15日開幕のバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)に加え、同24日開幕のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)にも出場意向であると明かした。
「(今後は)ヒューストン、バルセロナ、マドリッドとクレーコートでプレーしたいと思っています。僕はクレーコートが好きだし、クレーコートで良い結果も残してきました」
「なのでクレーコートでいいプレーが何試合かできることを願っています。厳しい戦いになることは分かっています。もし初戦敗退が続くようなら、チャレンジャー大会に出場するかもしれません」
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