女子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000)は15日にシングルス準決勝が行われ、第9シードの
M・サッカリ(ギリシャ)が第3シードの
C・ガウフ(アメリカ)を6-4, 6-7 (5-7), 6-2のフルセットで破り同大会2年ぶり2度目の決勝進出を果たすとともに、キャリア2度目のWTA1000大会制覇に王手をかけた。
>>シフィオンテクらBNPパリバOP組合せ<<>>アルカラス、メドベージェフらBNPパリバOP組合せ<<>>アルカラスvsシナー 1ポイント速報<<28歳で世界ランク9位のサッカリが同大会に出場するのは4年連続6度目。2022年大会では決勝に進出しており、
I・シフィオンテク(ポーランド)に敗れたものの準優勝を飾った。
今大会は初戦となった2回戦で同74位の
D・シュナイダー、3回戦で第20シードの
C・ガルシア(フランス)、4回戦で同61位の
D・パリー(フランス)、準々決勝で第23シードの
E・ナヴァッロ(アメリカ)を下し4強入りした。
準決勝では同3位のガウフと対戦。対戦成績は4勝3敗とリードしていたが、昨年対戦した2試合はいずれも敗れていた。
準決勝の第1セット、サッカリは第9ゲームで先にブレークを奪い先行する。第2セットでも2ブレークアップとして勝利を手繰り寄せるも、ここからガウフの反撃を受ける。
第8ゲームで1つブレークを返されたサッカリは、第10ゲームで3本のマッチポイントを握るもガウフにこれをしのがれ再びブレークを許し、タイブレークの末に1セットオールに追いつかれる。
ファイナルセット、第1ゲームでブレークを許したサッカリだったが、そこから4ゲームを連取し逆転。このリードを守り切り、WTA1000では昨年9月にタイトルを獲得したグアダラハラ・オープン・アクロン(メキシコ/グアダラハラ、ハード、WTA1000)以来4度目の決勝進出を果たした。
決勝は2年前に同大会の決勝で敗れたシフィオンテクとのリベンジマッチとなる。シフィオンテクは準決勝で第31シードの
M・コスチュク(ウクライナ)を下しての勝ち上がり。
大会公式サイトには試合後のサッカリのコメントが掲載されている。
「私は諦めなかった。マッチポイントを獲得してから第2セットを失うと、簡単に冷静さを失ってしまうからね」
「この試合が1時間前に終わっていたら、素晴らしかっただろうね(笑)でも、たとえ3セットになったとしても、私はこの勝利を手にしたかった。第2セットでは試合の終わりを考えてしまって、その後難しい状況になってしまったけれど、素晴らしい勝利だった」
「ココ(ガウフ)はとても素晴らしい相手で、彼女は信じられないほどすべてのポイントで戦ってくる。また決勝に進出できてとても嬉しいわ」
「(前回の決勝から)ちょうど2年後に私は決勝に戻ってきた。ここは最高の場所よ。彼女(シフィオンテク)は世界最高の選手だから、とてもチャレンジングな試合になることは間違いない」
サッカリとシフィオンテクは通算6度目の顔合わせ。対戦成績は3勝2敗でサッカリがリードしているものの、直近2試合はシフィオンテクがストレートで勝利している。決勝は現地17日に行われる。
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