テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は22日、男子シングルス4回戦が行われ、第2シードの
C・アルカラス(スペイン)が世界ランク60位の
M・キツマノビッチ(セルビア)を6-4, 6-4, 6-0のストレートで破り、大会初のベスト8進出を果たした。試合後の会見でアルカラスは
A・ズベレフ(ドイツ)との準々決勝に向けて「僕は自分のベストのレベルでプレーしなければならない」と述べた。
>>ジョコビッチvsフリッツ 1ポイント速報<<>>シナーvsルブレフ 1ポイント速報<<昨年の全豪オープンは足の負傷により欠場した20歳で世界ランク2位のアルカラスが同大会に出場するのは2年ぶり3度目。最高成績は2022年に記録した3回戦進出となっていた。
今大会は1回戦で世界ランク131位の
R・ガスケ(フランス)、2回戦で同46位の
L・ソネゴ(イタリア)を撃破。3回戦ではワイルドカード(主催者推薦)で出場した18歳で世界ランク140位の
シャン・ジュンチェン(中国)が6-1, 6-1, 1-0の時点で棄権したため初の16強入りを決めた。
この日、アルカラスは43本のウイナーを決めるなどファーストサービスが入ったときに83パーセントの確率でポイントを獲得。キツマノビッチに1度もブレークポイントを与えず。第1・第2セットでは1度ずつブレークに成功し2セットを連取。第3セットは1ゲームも取られず、1時間49分で勝利した。
試合後の会見でアルカラスは「ここで準々決勝に進出できたことはいい気分だよ。本当に大きな大会で素晴らしいね。自分のプレーレベルを誇りに思う。サーシャ(ズベレフ)との準々決勝は本当にタフになるだろうね」とコメントした。
勝利したアルカラスは準々決勝で第6シードのズベレフと対戦する。ズべレフは4回戦、第19シードの
C・ノリー(イギリス)との4時間を超える死闘を7-5, 3-6, 6-3, 4-6, 7-6 (10-3)のフルセットで制しての勝ち上がり。
ズベレフとの対戦成績は3勝4敗。直近では昨年の最終戦Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)ラウンドロビンで対戦しており、7-6 (7-3), 3-6, 4-6の逆転で敗れているアルカラスは次戦へ次のように言及した。
「彼は本当に素晴らしい選手。今大会で素晴らしい選手を倒してきた。もちろん彼との対戦は大好きだよ。いつもタフで、僕は自分のベストのレベルでプレーしなければならない。彼は毎回、100パーセントのプレーをするように僕をプッシュしてくれる」
「前回対戦したときは負けてしまった。だから集中しなければならないね。あの試合から自分のレベルを上げなければならない。もちろん、楽しむつもりだよ。観客にとっても素晴らしい試合になると思うよ」
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