男子プロテニス協会のATP公式サイトは22日、世界ランクトップ10にいる選手の2023年シーズンにおけるセカンドサービスリターン時のポイント獲得率を分析。世界ランク2位の
C・アルカラス(スペイン)がトップクラスの成績をおさめていることが分かった。
ATPはアルカラスや
N・ジョコビッチ(セルビア)、
D・メドベージェフら世界ランクトップ10のセカンドサービスのリターンにおける「深いリターン」と「浅いリターン」を放った際のポイント獲得率を分析。20歳のアルカラスはどちらの場合も1位となり、同選手に対しファーストサービスを入れられないことが大きなピンチに陥る可能性が高いことを指摘し、「命取り」になりかねないとした。
ATPはサービスラインとベースラインの中間地点で分け「深いリターン」と「浅いリターン」を区別した。
「深いリターン」を放ったときのセカンドサービス時のポイント獲得率
※世界ランクトップ10のランキング
1位:アルカラス 61.8パーセント
2位:ジョコビッチ 61.5パーセント
3位:
A・ルブレフ 61.4パーセント
4位:メドベージェフ 60.2パーセント
5位:
H・ルーネ(デンマーク) 59.7パーセント
6位:
J・シナー(イタリア) 58.3パーセント
7位:
T・フリッツ(アメリカ) 58.2パーセント
8位:
A・ズベレフ(ドイツ) 57.4パーセント
9位:
S・チチパス(ギリシャ) 52.8パーセント
10位:
H・フルカチュ(ポーランド) 50.6パーセント
「浅いリターン」を放ったときのセカンドサービス時のポイント獲得率
※世界ランクトップ10のランキング
1位:アルカラス 58.8パーセント
2位:メドベージェフ 56.3パーセント
3位:ジョコビッチ 55.4パーセント
4位:ルブレフ 55.2パーセント
5位:シナー 55.1パーセント
6位:フリッツ 54.4パーセント
7位:ルーネ 54.3パーセント
8位:ズベレフ 52.4パーセント
9位:フルカチュ 50.1パーセント
10位:チチパス 49.6パーセント
相手セカンドサービスのリターンでのポイント獲得率は、その後のブレークチャンスに繋げたり相手へのプレッシャーをかけるために大きなアドバンテージとなる。トップ10選手は軒並み50パーセントを超える成績を残しているが、アルカラスはそのなかでもトップクラスの成績を出していることが分かった。
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