男子テニスのロレックス・上海・マスターズ(中国/上海、ハード、ATPマスターズ)は10日、シングルス4回戦が行われ、第16シードの
H・フルカチュ(ポーランド)が世界ランク60位の
ジャン・ジジェン(中国)を7-6 (8-6), 4-6, 7-6 (7-4)のフルセットで破り、ベスト8進出を果たした。
>>アルカラスら上海マスターズ組合せ<<この日の最終試合、深夜に行われたこの試合の第1セット、6本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに88パーセントの高い確率でポイントを獲得したフルカチュは、地元の声援を受けるジャンに対し1度もブレークチャンスを与えることのないプレーを披露。タイブレークでは1ポイント目でミニブレークされたものの、4度のミニブレークを奪い先行する。
第2セットでは第1セットと打って変わりブレークの応酬に。第2ゲームで先にブレークを許すと、第8・第10ゲームでもブレークされセットカウント1-1に追いつかれた。ファイナルセットは互いに集中力を取り戻し、ブレークポイントすら訪れないプレーを続けて再びタイブレークへ。フルカチュは4-3からこのタイブレーク両者唯一となるミニブレークに成功し2時間37分の激闘をものにした。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはフルカチュのコメントが掲載されている。
「ジャンは本当に素晴らしいテニスをしていたよ。僕らは2人ともベストを尽くし、すべて出した。本当にレベルの高い試合だったと思う。ちょっとでもスペースがあれば、後ろから走って戦ったね」
現在フルカチュは今季の獲得ポイント上位8名のみが出場できる最終戦 Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)で15位につけており、8位の
H・ルーネ(デンマーク)とは1,155ポイント差。かなり厳しい戦いではあるが、今大会と11月のロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)での成績次第で十分逆転可能な位置につけている。
準々決勝では世界ランク91位の
F・マロジャン(ハンガリー)と対戦する。マロジャンは4回戦で第8シードの
C・ルード(ノルウェー)をフルセットで下しての勝ち上がり。
同日には第19シードの
B・シェルトン(アメリカ)と第26シードの
S・コルダ(アメリカ)がベスト8へ駒を進めた。
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