女子テニスのチャイナ・オープン(中国/北京、ハード、WTA1000)は8日、シングルス決勝が行われ、第2シードの
I・シフィオンテク(ポーランド)が世界ランク16位の
L・サムソノヴァを6-2, 6-2のストレートで破り、今季5勝目を挙げると共にキャリア通算16度目のタイトルを獲得した。試合後、シフィオンテクは「このトロフィー獲得はある種の教訓となる」と明かした。
>>【動画】シフィオンテク 勝利直後に涙を浮かべる<<>>アルカラス、シナーら上海MS組合せ<<前週の東レ パン パシフィック オープンテニストーナメント 2023(日本/東京、ハード、WTA500)では初戦で
本玉真唯を下したものの、準々決勝で
V・クデルメトバに屈し敗退していた世界ランク2位のシフィオンテク。今大会は1回戦で同55位の
S・ソリベス=トルモ(スペイン)、2回戦で同47位の
V・グラシェバ(フランス)、3回戦で同25位の
M・リネッタ(ポーランド)、準々決勝で第9シードの
C・ガルシア(フランス)、準決勝で第3シードの
C・ガウフ(アメリカ)を下し決勝進出を決めた。
決勝戦、シフィオンテクはファーストサービスが入ったときに85パーセントの高い確率でポイントを獲得しブレークポイントを握られず。リターンゲームでは6度のダブルフォルトを犯したサムソノヴァから4度のブレークに成功し、1時間9分で勝利した。
女子テニス協会のWTAは公式サイトにシフィオンテクのコメントを掲載し「この大会はこれからのキャリアの自信になる。何をするにしても、何を感じるにしても、克服するチャンスは常にあるとね。いつだって良くなれる。時にはとても簡単なことなのに、私たちは頭の中で複雑にしてしまいがちだ」と語った。
「このトロフィーを獲得したことは私のこれからの人生にとって、ある種の教訓となるだろうね。初戦の前は簡単ではなかった。いつもなら落ち込んでも立ち直ることができるのに。でも、これは予想していたこと、自分へのプレッシャーが少し大きくなったからだと思うわ」
「もし、また世界1位になれたとしたら、きっと全てのことに対して準備ができていたことになると思う。何かをきっちり変えるというわけではないけど現時点での対処法はわかっている。そこから学び、教訓を得れば、もっと楽になると思う。でも、まずはそこ(1位)に到達すること。そのために努力する、一歩一歩ね。今はこのトロフィーを祝うだけよ」
シフィオンテクは2月のカタール・トータルエナジーズ・オープン(カタール/ドーハ、 ハード、WTA500)、4月のポルシェ・テニス・グランプリ(ドイツ/シュトゥットガルト、レッドクレー、WTA500)、6月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)、7月のBNPパリバ ワルシャワ オープン(ポーランド/ワルシャワ、ハード、WTA250)に次ぐ今季5勝目となった。
なお、昨年大会では8勝を挙げており、今回の勝利で2年連続で5勝目を達成。2年連続で5つ以上のトロフィーを掲げるのは2015年・2016年の
S・ウィリアムズ(アメリカ)以来となった。
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