女子テニスのチャイナ・オープン(中国/北京、ハード、WTA1000)は2日、シングルス1回戦が行われ、第5シードの
E・ルバキナ(カザフスタン)が世界ランク23位の
ジャン・チンウェン(中国)を6-1, 6-2のストレートで破り、初戦突破を果たした。試合後の会見でルバキナは物議を醸すルール、パフォーマンスバイについて「東京では不満だった」と明かした。
>>西岡、綿貫、ダニエルら上海MS組合せ<<>>アルカラス、メドベージェフらチャイナOP組合せ・結果<<「パフォーマンスバイ」とは2週連続で大きな大会が開催された場合、前週で勝ち残った選手の翌週大会への移動時間の配慮や、初戦までに十分な練習時間を確保することを目的に、準決勝や決勝に進出した選手が翌週大会に参戦する場合は1回戦を免除とするというルール。
このルールが適用された前週の東レ パン パシフィック オープンテニストーナメント 2023(日本/東京、ハード、WTA500)で世界ランク5位のルバキナは第3シードとして出場を予定。しかし、パフォーマンス・バイにより第5シードの
C・ガルシア(フランス)の1回戦が免除され、第3シードであったにも関わらず1回戦免除とならず、不満を露わにしていた。
その後、中国に移動しチャイナ・オープン1回戦を終えたルバキナは会見でパフォーマンス・バイについて言及し、新型コロナウイルス流行の影響もあり4年間適用されていなかった同ルールの説明がより必要だったと明かした。
「東京では不満だった。彼らはパフォーマンス・バイについて教えてくれなかった。ここでのルールは少し違っていて、もう少し説明があった。これまで、このような日程は多くあったのにシーズン終盤にだけこのルールを設けるのは良くないと思う。この4年間、このルールが適用されていなかったのだから、今後どのようになるかは選手たちと話し合う必要があるわ。だから多くの選手、特に若い選手は知らなかった。どのように機能するかを説明するのはそれほど難しいことではない。だから、多くの選手が不満抱いている」
なお、ルバキナはジャンとの1回戦、ファーストサービスが入ったとき88パーセントの高い確率でポイントを獲得し1度もブレークチャンスを与えず。リターンゲームでは4度のブレークに成功し、1時間の完勝で2回戦に駒を進めた。
[PR]10/16(月)~10/22(日)「木下グループジャパンオープンテニス」連日生放送・ライブ配信!■WOWOWオンデマンドはこちら>
■関連ニュース
・不満露わの第3シードが欠場・物議醸すルール「通達あった」・東レ出場の世界5位 WTAに皮肉■おすすめコンテンツ
・テニス体験レッスン受付中・無料ドロー作成ツール・世界ランキング