男子テニスのマヨルカ・チャンピオンシップス(スペイン/マヨルカ、芝、ATP250)は30日、シングルス準決勝が行われ、世界ランク77位の
C・ユーバンクス(アメリカ)が予選を勝ち上がった同298位の
L・ハリス(南アフリカ)を4-6, 6-3, 7-6 (11-9)の逆転で破り、ツアー大会初の決勝進出を果たした。この試合、ユーバンクスは5本のマッチポイントを凌ぎ勝利を決めている。
>>【動画】26歳ユーバンクスが決勝進出、5度のマッチポイントを凌ぐ<<>>西岡、ダニエルらウィンブルドン組合せ<<26歳のユーバンクスは今季、3月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)でATPマスターズ1000初の8強入り。しかし、その後、チャレンジャー2大会を経てツアー大会に出場するも1回戦・2回戦敗退が続いていた。
それでも今大会、1回戦でラッキールーザーで本戦入りの世界ランク250位
A・ミケルセン(アメリカ)(アメリカ)、2回戦で第3シードの
B・シェルトン(アメリカ)、準々決勝でラッキールーザーで本戦入りの世界ランク85位
A・リンデルクネシュ(フランス)を下し初の4強入りを決めた。
準決勝の第1セット、ユーバンクスは第1ゲームでいきなりブレークを許すとその後はブレークチャンスを握ることができず。ハリスに33分で先行される。
続く第2セットでは第1ゲームで2度のブレークポイントを凌いだユーバンクスが第2ゲームでブレークに成功。第5ゲームで1度のブレークポイントを凌ぐとサービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームをキープし、1セットオールに追いつく。
迎えたファイナルセット、第3・第5ゲームで計5度のブレークポイントを活かせなかったユーバンクス。第10ゲームでは0-40とされ3本のマッチポイントを握られるも全てサービスエースで凌ぎタイブレークに突入。ユーバンクスは2本のマッチポイントを凌ぐと自身は3本目をものにし、2時間18分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにユーバンクスのコメントを掲載し「ロイド(ハリス)は本当にいいテニスをしていて、多くのボールを打たされた。最初はタイミングが合わなかった。でも、僕はただサーブでリズムを掴み続けようと思った。それが今週の成功の鍵だった。それができたから、戦い続けることができた」と語った。
「とても意味のあることでハードワークと忍耐の積み重ね。僕はキャリアを通して、浮き沈みがあったけど、ようやく物事がうまく回り始めた。試合ごとに安定したいいプレーができるようになったのは本当にすごいこと。明日はもっといい試合をしたいけど、今はこの瞬間を楽しみたい」
勝利したユーバンクスは決勝で第4シードの
A・マナリノ(フランス)と対戦する。マナリノは準決勝で世界ランク48位の
Y・ハンフマン(ドイツ)を7-6 (7-4), 6-4のストレートで下しての勝ち上がり。
両者は2度目の顔合わせでユーバンクスの1勝。初対戦は今年3月のマイアミ・オープン3回戦であり、ユーバンクスが7-6 (7-2), 7-6 (7-5)のストレート勝ちを収めている。
■関連ニュース
・ユーバンクス MS1000初の8強へ・MS初16強に涙「気持ちいい」・大学生の快進撃がストップ■おすすめコンテンツ
・テニス体験レッスン受付中・無料ドロー作成ツール・世界ランキング