女子テニスのロスシー・クラシック(イギリス/バーミンガム、芝、WTA250)は22日、シングルス2回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している43歳で世界ランク697位の
V・ウィリアムズ(アメリカ)は第2シードの
J・オスタペンコ(ラトビア)に3-6, 7-5, 3-6のフルセットで敗れ、ツアー大会では2019年8月のW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、WTA1000)以来 約2年10カ月ぶりのベスト8進出とはならなかった。
元世界ランク1位のヴィーナスは今季、1月のASB クラシック(ニュージーランド/オークランド、ハード、WTA250)の1回戦でシングルスでは2021年7月のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)以来、約1年6ヵ月ぶりの白星を飾った。
しかし、ワイルドカードで出場を予定していた1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)を負傷により欠場。その後、約5ヵ月のツアー離脱を経て前週のリベマ・オープン(オランダ/スヘルトーヘンボス、芝、WTA250)で復帰したものの、1回戦で世界ランク202位の17歳C・ネフ(スイス)に逆転で敗れていた。
それでも今大会、1回戦で世界ランク48位の
C・ジョルジ(イタリア)を7-6 (7-5), 4-6, 7-6 (8-6)のフルセットで破り初戦突破を果たすと共に、約3年9ヵ月ぶりにトップ50の選手から白星を挙げた。
世界ランク17位のオスタペンコと顔を合わせたこの日の第1セット、ヴィーナスは第5ゲームでブレークに成功。しかし、直後の第6ゲームでブレークバックを許すと4ゲームを連取され、先行される。
続く第2セット、第4ゲーム終了後に右膝を痛めメディカルタイムアウトを取ったヴィーナスは第5ゲームでブレークを許すとその後はブレークを奪えずゲームカウント3-5とリードを許す。それでも直後の第9ゲームでマッチポイントとなるブレークポイントを1本凌ぐと第10ゲームから3ゲームを連取し、1セットオールとする。
迎えたファイナルセット、ヴィーナスは第2ゲームで先にブレークに成功するも直後の第3ゲームでブレークバックを許す。その後、第6ゲームから4ゲームを連取され、2時間26分の熱戦の末に力尽きた。
勝利したオスタペンコは準々決勝で世界ランク72位の
M・フレッチ(ポーランド)と対戦する。フレッチは2回戦で第8シードの
S・シルステア(ルーマニア)を6-3, 6-7 (1-7), 6-4のフルセットで下しての勝ち上がり。
同日には第1シードの
B・クレチコバ(チェコ)、第4シードの
A・ポタポヴァ、世界ランク90位の
R・マリーノ(カナダ)が8強に駒を進めている。
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