女子テニスで世界ランク701位、今月21日にプロ転向を果たした17歳の
石井さやか(所属:株式会社ユニバレオ)と株式会社ディー・エヌ・エー(以下DeNA)がスポンサー契約を締結したことを28日に発表した。
石井の父親は現役時代に2432安打を放った元プロ野球選手の石井琢朗。現在、横浜DeNAベイスターズのチーフ打撃コーチを務めている。
DeNA SPORTS GROUP(DeNA スポーツ事業をまとめた呼称)は、神奈川県下でプロスポーツ3チーム(横浜 DeNA ベイスターズ、川崎ブレイブサンダース、SC相模原)の運営および陸上選⼿のサポート(DeNA Athletics Elite)を行っており、今回新たにプロテニスプレーヤーへのサポートを開始する。
石井は5歳からテニスを始めると小学生の頃から海外遠征を重ねて全国小学生テニス選手権(東京/第一生命相娯園テニスコート、レッドクレー)や全日本ジュニアテニス選手権(大阪/大阪市、ITC靱テニスセンター、江坂テニスセンター)など、あらゆる国内タイトルで上位進出を果たす。
2019年の全国選抜ジュニアテニス選手権大会(千葉県・吉田記念テニス研修センター/ハードコート)では14歳以下で優勝を飾り、2021年には16歳以下の国別対抗戦のU16ジュニア・ビリー・ジーン・キング・カップby BNP Paribas(トルコ/アンタルヤ、クレー)で日本代表として準優勝。
2021年9月から拠点をアメリカに移し、昨年6月にはツアー下部大会のITF W15モナスティル(チュニジア/モナスティル、ハード、ITF)で準優勝をおさめ、11月には国別対抗戦のビリー・ジーン・キング・カップ by BNPパリバのプレーオフ「日本対ウクライナ」戦で代表に初選出された。
また今年1月の全豪オープン・ジュニア(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では、単複でベスト4進出を果たしている。
石井さやか[画像:DeNA]
今回のスポンサー契約締結にあたり、DeNA、石井、父・琢朗氏がコメントを発表している。
【DeNA スポーツ事業本部 本部⻑ 對⾺誠英】「まずは⽯井さやか選⼿のプロ転向に⼼よりお祝い申し上げます。この度、⽯井選⼿のサポートをすることができることをとても光栄に感じています。DeNA SPORTS GROUP として常に様々な競技への参画や⽀援について検討していますが、かねてより⽯井選⼿のプレーに魅了され関⼼を持って将来の動向について注⽬しておりました。そんな中、期せずして横浜DeNA ベイスターズにお⽗様の⽯井琢朗コーチが⼊団され、強い縁を感じこの度のプロ転向を機にスポンサー契約締結に⾄った次第です」
「世界の頂きを狙える将来有望な選⼿の⽀援を通じて、私たち DeNA SPORTS GROUP 全体への新たな学びや新しい取り組みを⽣み出していけるよう⽯井選⼿とともに歩んでまいりたいと思います」
石井さやか・石井琢朗[画像:DeNA]
【⽯井さやか】「最初に DeNAがスポンサーに就任すると聞いた時、DeNAといえば横浜DeNA ベイスターズ、プロ野球のイメージが強かったので正直とてもびっくりしました。⽗を通じての縁も感じましたが、それ以上に DeNA が⼀⼈の選⼿として⾒てくれたことをとても嬉しく思います」
「最終的な⽬標はグランドスラム、世界⼤会で優勝することを⽬指しています。そこに向けて、多くの⽅に応援していただける、そして⾃分のプレーで沢⼭の⽅を元気づけられるような選⼿になりたいです。DeNAのロゴを付けて世界のトーナメントを回ることがとても楽しみです。テニスを通して DeNAのことを世界の⽅々に知ってもらえるよう頑張ります」
【⽯井琢朗】「プロ転向が決まり、これから活動していくにあたってスポンサードしていただけることはさやか⾃⾝にとって⼤変⼼強いことです。DeNAのロゴを付けて世界の⼤会で戦う姿を早く⾒たいですし、そこで活躍することが⽀援いただく皆さまへの恩返しになると思いますので⼤きく⽻ばたいてもらいたいなと思っています」
「最初にDeNA から申し出をいただいた時にも僕を⾒てということではなく、さやか⾃⾝のことを⾒て決めてくれたというお話でしたので感銘を受け、それならばぜひとお返事しました。さやかには周りの⼈たちに勇気や元気を与え、楽しませる、笑顔にさせるような選⼿になってもらいたいと思います」
石井は今週開催されている甲府国際オープンテニス(日本/山梨、ハード、ITF25)に出場中。予選3試合を勝ち抜き、本戦1回戦を突破している。
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