男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は12日、シングルス3回戦が行われ、予選から出場している世界ランク97位の
C・ガリン(チリ)が第3シードの
C・ルード(ノルウェー)を6-4, 7-6 (7-2)のストレートで破り、初のベスト16進出を果たした。
>>アルカラス、メドベージェフらBNPパリバOP組合せ<<今大会、予選からの出場となった元世界ランク17位のガリンは2試合を勝ち抜き本戦入り。1回戦で世界ランク89位の
D・ガラン(コロンビア)をストレートで下すと、2回戦では第29シードの
西岡良仁もストレートで撃破し3回戦に駒を進めていた。
一方、世界ランク4位のルードはシード勢が1回戦免除のため2回戦からの登場。初戦は世界ランク38位の
D・シュワルツマン(アルゼンチン)を破っている。
この試合、ガリンは5本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに80パーセントの高い確率でポイントを獲得。第2セットで許した1度のブレークに抑えると、リターンゲームではストロークでミスを重ねるルードに対し積極的なラリーを展開。7度のブレークチャンスを創出するなど終始攻め立てる。試合を通して2度のブレークを奪ったガリンは、第2セットのタイブレークも制し、1時間58分で勝利した。
26歳のガリンは予選も含めた5試合で10セット戦い、1セットも落としていない完璧なプレーを続けている。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはガリンのコメントが掲載されている。
「満員のスタジアムで、ツアーで尊敬しているキャスパー(ルード)を相手にこのようなプレーができたことは、とてもとても嬉しいことだ。アグレッシブで、ネットに向かっていく、それが僕の好きなプレーだし、こういう選手に勝つための唯一の方法だと思う。この調子でもっともっと上を目指して、この大会を楽しみたいね」
4回戦でガリンは第13シードの
K・ハチャノフと第23シードの
A・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)のどちらかと対戦する。
同日には第10シードの
C・ノリー(イギリス)が予選から出場していた世界ランク103位の
ダニエル太郎を逆転で破り16強入りを決めた。

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