男子テニスのアルゼンチン・オープン(アルゼンチン/ブエノスアイレス、レッドクレー、 ATP250)は15日、シングルス2回戦が行われ、第1シードの
C・アルカラス(スペイン)が世界ランク57位の
L・ジェレ(セルビア)を6-2, 4-6, 6-2のフルセットで破り、今季初戦を白星で飾るとともに、約3カ月ぶりの復帰戦に勝利してベスト8進出となった。
>>デルレイビーチOP組合せ<<>>チチパス、メドベージェフら ロッテルダム組合せ<<19歳のアルカラスは昨年9月の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で四大大会初優勝を飾り世界ランク1位へ浮上。その後11月に脇腹を負傷しオフシーズンを迎えると、同期間中に右脚をけがしてしまい、今季開幕に出遅れた。
結果として全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)に出場することができず、世界ランクは2位へ後退。自身にとっての開幕戦はアルゼンチン・オープンとなった。
上位シード勢は1回戦免除のため2回戦からの登場となったアルカラスはこの試合、ファーストサービスが入った時に73パーセントの確率でポイントを獲得。ブレークを1度許したものの、リターンゲームでは4度のブレークに成功し2時間で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトでアルカラスのコメントを紹介している。
「再び勝てたことは素晴らしい気分だ。大会もなく、試合もなく、ただ回復しているだけの状態が長く続いた。ようやく2023年の初勝利を挙げることができた。ブエノスアイレスは最高だよ」
「こんなにたくさんの観客が来てくれるとは思っていなかったし、僕を応援してくれる雰囲気も最高だった。ファンの皆さんには、この初戦を温かく迎えてくれたことに感謝しかない。このエネルギーで続けていきたいと思っている」
準々決勝でアルカラスは世界ランク90位の
D・ラヨビッチ(セルビア)と対戦する。ラヨビッチは2回戦で第6シードの
S・バエス(アルゼンチン)をストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第2シードの
C・ノリー(イギリス)も勝利し、ベスト8へ駒を進めている。
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