男子テニスで世界ランク2位の
R・ナダル(スペイン)は28日、2022年12月29日から2023年1月8日にかけて開催されるユナイテッド・カップ(オーストラリア/ブリスベン、パース、シドニー)への意気込みを明かしている。
昨年まで開催されていたATPカップに代わって男女混合の国別対抗戦として新設されたこの大会には、男子と女子のトッププレーヤーが集結。オーストラリアの3都市で11日間にわたって行われる18カ国のチームによるイベントとなっている。賞金総額は1,500万ドル(約22億円)となっており、ランキングポイント(最大500ポイント)も獲得することができる。
出場チーム18か国は6つのグループに3チームずつ分かれラウンドロビン方式のグループステージを行う。各都市のグループ1位同士が対戦し勝利した3カ国と、敗れた3カ国のうちグループステージで最も成績の良かった1カ国が準決勝に進出する。各対戦は男子シングルス2試合、女子シングルス2試合、混合ダブルス1試合の計5試合で構成され、準決勝および決勝はシドニーで行われる。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにナダルのコメントを掲載。大会前の記者会見で次のように語っている。
「いいスタートを切るために最高のモチベーションを持っている。自分にとって、そして自信を持つために、いいスタートを切ることは常に重要なこと。この数ヶ月は自分にとって簡単なものではなかった。ツアー大会が始まる前に、ここでいい練習をしようと思っている。そしてもちろん、チームを助けられるよう努力する。今の僕にとって一番大事なことは、コート上でポジティブな気持ちを取り戻し、競争力を高めること。そう願っているし、そのための準備はできているよ」
ナダル擁するスペインは、イギリスとオーストラリアと共にグループDに属している。そして、ナダルは初戦となるイギリス戦では
C・ノリー(イギリス)、オーストラリア戦では
A・デ ミノー(オーストラリア)と対戦する予定。
「今、僕が集中していることは自分自身を競争力のあるレベルに持っていくこと。最初の試合はノリーとの対戦になるから、今はそこに集中している。そして、個人戦よりもチームとして初戦を勝ち抜くことが大事だと思う。その後、オーストラリア戦で何が起こるか見てみよう」
【スペイン】
ナダル、
P・カレノ=ブスタ(スペイン)、
A・ラモス=ヴィノラス(スペイン)、D・ベガ エルナンデス(スペイン)、
P・バドサ(スペイン)、
N・パリサス ディアス(スペイン)、J・ブザス・マネイロ(スペイン)
【オーストラリア】
デ ミノー、
J・クブラー(オーストラリア)、
J・ピアース(オーストラリア)、
A・トムヤノヴィッツ(オーストラリア)、Z・ヒヴス(オーストラリア)、M・イングリス(オーストラリア)、
S・ストーサー(オーストラリア)【イギリス】
ノリー、
D・エヴァンス(イギリス)、J・コインスキ(イギリス)、J・オマラ(イギリス)、
H・ダート(イギリス)、
K・スワン(イギリス)、R・ストイバー(イギリス)、E・マクドナルド(イギリス)
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