男子テニスの国別対抗戦デビスカップファイナルズ(スペイン/マラガ、室内ハード)に出場しているイタリア代表チームへ帯同している世界ランク16位の
M・ベレッティーニ(イタリア)のインタビューが同大会公式サイトに掲載された。
26歳のベレッティーニはベスト4に進出しているイタリア代表に選出されていたものの、足の負傷により出場を断念。しかし、応援のために現地入りし、試合ではベンチで選手を鼓舞し続けている。
チームは準々決勝でアメリカを撃破。26日にはカナダ代表との準決勝を行う。
ベレッティーニはインタビューで「僕らのスポーツは個人競技だから、自分のことを考え、自分のチームと一緒にいることが多いんだ、本当はね。でも、考え方の変化なんだけど、チーム戦は僕らに多くのものをもたらしてくれる。今は、今後数年間チームの一員となれるような若い良いメンバーが揃っていると言わざるを得ないくらいだ。チーム作りには努力が必要だが、その努力は必ず報われる。チームであるということは、自分のことは二の次で、チーム全体のことを考えるということなんだ」と話した。
また、現在キャプテンを務める元世界ランク1位の
F・ボランドリ(イタリア)から直接テーマを共有されたことも明かした。
「1年半前、この新しいプロジェクトを立ち上げるためにキャプテンが僕に電話ををかけてきたとき、彼は何よりも大切なこと、目標はチームスピリットを生み出すことだと言った。僕はすぐに彼のビジョンに同意したんだ。デビスカップでは、それが最も重要なことだと考えている」
1976年以来46年ぶり2度目のデビスカップ制覇まであと2戦にまで迫っているイタリア。ベレッティーニはその悲願まであと一歩だと改めて強調した。
「この大会を何度も逃しているから、ここ(マラガ)に来たかったんだ。家では、あまりに苦しい。本来だったら片足だけでもプレーしたい。でも、客観的になって、チームにとってベストなことをしなければならないよね。たとえ回復がうまくいかなくても、チームは勝てることを証明してくれたんだ」
【イタリア代表メンバー】
L・ムセッティ(イタリア)L・ソネゴ(イタリア)F・フォニーニ(イタリア)S・ボレッリ(イタリア)
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