男子テニスのツアー最終戦Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)は大会初日の13日、グリーングループの第1試合が行われ、第5シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)は第3シードの
C・ルード(ノルウェー)に6-7 (4-7), 4-6のストレートで敗れ、初戦で白星を飾ることはできなかった。
>>ATPファイナルズ 組合せ・結果<<Nitto ATPファイナルズは年間の獲得ポイント上位8名のみが出場できる大会。昨年は第3シードの
A・ズベレフ(ドイツ)が第2シードの
D・メドベージェフを6-4, 6-4のストレートで破り、2018年以来3年ぶり2度目の優勝を飾った。
今大会は4名ずつに分かれて行われる予選ラウンドロビン(総当たり戦)で上位2名ずつが準決勝に進出。勝ち上がった4名によるトーナメント戦でタイトルが争われる。
オジェ アリアシムは今季、2月のABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)で念願のキャリア初優勝。ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で初戦敗退、全米オープンで2回戦敗退を喫するも、シーズン終盤の10月にインドアハードコートで破竹の3大会連続優勝を飾る。今月のロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)では自身初のベスト4に進出し、最終戦ランキング6位で今大会初出場を果たした。
一方、最終戦ランキング4位のルードは今季クレーシーズンにツアー3勝をあげ、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)と全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で準優勝を飾った。しかし全米オープン以降はツアー大会でマッチ3勝4敗と、大会序盤での敗退が続いた中で今大会を迎えた。
この試合の第1セット、互いにブレークチャンスを与えないサービスゲームを展開しタイブレークに突入。オジェ アリアシムは3度のミニブレークを許し、先行される。
続く第2セットも序盤からサービスキープが続くも第7ゲームでルードにこの日初のブレークを許す。試合を通して1度もブレークチャンスを掴むことができず、1時間51分で力尽きた。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにオジェ アリアシムのコメントを掲載し「ここで勝ってスタートできたのは彼(ルード)にとってよかったと思う。肩の荷が下りたことだろうね。僕としては立ち直って、もう少しいいプレーをしなければならない。(今日は)いいプレーに遠く及ばなかったけど、もっとうまくやれることがいくつかある。明日はそのために使い、いくつかのことに取り組むつもりだよ」と語った。
「今日はいい感じだった。問題ないよ。最初のボールから、いい感じでいつも通りの感覚だった。大きな舞台でプレーしてきたけど、この試合は特に変わった感じはしなかったよ」
同日には第8シードの
T・フリッツ(アメリカ)が第1シードの
R・ナダル(スペイン)を7-6 (7-3), 6-1のストレートで破り、白星スタートを飾っている。
予選ラウンドロビンの組み合わせ、勝敗結果は以下の通り。
【グリーングループ】
R・ナダル 0勝1敗
C・ルード 1勝0敗
F・オジェ アリアシム 0勝1敗
T・フリッツ 1勝0敗
【レッドグループ】
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