男子テニスのユニクレジット・フィレンツェ・オープン(イタリア/フィレンツェ、ハード、ATP250)は13日、シングルス2回戦が行われ、第1シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)が世界ランク55位の
O・オッテ(ドイツ)を6-4,6-7 (2-7),6-2のフルセットで破って初戦突破を果たすとともに、ベスト8進出を果たした。
上位4シードが1回戦免除のためこの試合が初戦となった世界ランク13位のオジェ アリアシム。この日の第1セットは4度のブレークチャンスを与えるも、サービスを中心に凌ぐ。リターンゲームでは第5ゲームで最初のチャンスをものにしブレークして先行した。
第2セットでは第3ゲームで先にブレークしたオジェ アリアシムだが第6ゲームでブレークバックを許す。直後の第7ゲームで再びリードすることに成功するが、第8ゲームではそのリードを守ることができずイーブンに。迎えたタイブレークでは終盤に3ポイント連取を許しセットカウント1-1に追いつかれた。
ファイナルセット、これまでと変わり互いにブレークが生まれないなか中盤へ。ゲームカウント3-2で迎えた第6ゲームでオジェ アリアシムが3度目のブレークポイントを決め切り勝負あり。第8ゲームでもブレークに成功し2時間31分で勝利した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはオジェ アリアシムのコメントが掲載されている。
「素晴らしいスタートが切れたよ。1セット目は素晴らしいプレーができたんだ、第2セットの途中まではね。それから、テニスでは時々こういうことがある。少しナーバスになるんだよ。もちろん、2セットで試合を終わらせたかったけど1番大事なのは、第3セットで良いプレーをして、立ち直れたことなんだ」
「僕は、自分の強さやサーブ、身体能力を生かしたプレーをしたい。常に前進することを心がけている。今日もそれを心がけていた。これからもっと良くなっていくはずだから」
22歳のオジェ アリアシムは準々決勝で第8シードの
B・ナカシマ(アメリカ)と対戦する。21歳のナカシマは2回戦で予選から勝ち上がってきた世界ランク230位のA・セリクビレク(トルコ)をストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第3シードの
L・ムセッティ(イタリア)や世界ランク79位の
M・マクドナルド(アメリカ)が8強へ駒を進めている。
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