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添田「真剣勝負を楽しめた」

添田豪
記者会見で語る添田豪
画像提供: tennis365.net
男子テニスの楽天ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス2022(日本 /東京、ハード、ATP500)は1日、シングルス予選が開幕。今大会がATPツアー最終戦となる世界ランク474位の添田豪は1回戦で予選第8シードの島袋将に3-6, 4-6のストレートで敗れ、初戦敗退となった。試合後の会見で添田は「相手と向き合って真剣勝負を楽しむことができました」とコメントした。

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1972年に第1回大会が開催されてから50年を迎える同大会は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により直近2年連続で中止となっており、2019年以来3年ぶりの開催。予選は1日と2日にかけて16名で行われ、勝ち抜いた4名が3日からの本戦に駒を進める。

センターコートの第1試合に組まれた添田と島袋の一戦。島袋のファーストサービスが入ったときに82パーセントの高い確率でポイントを獲得された添田は、試合を通じて1度ブレークを奪うに留まった。自身はサービスゲームで3度のブレークを許し、1時間9分で力尽きた。

試合後の記者会見に登場した38歳の添田。2012年には自己最高の47位を記録し、ATPツアーでマッチ56勝をあげた添田は自身の戦いを振り返った。

Q.今日の試合を振り返って
「久しぶりのATPの試合でしたし、スタジアムでの試合も3年ぶりだと思うので、いつもの緊張というよりは楽しみな緊張があって。もちろん勝ちにはいきましたけど、それ以上に自分の全てを出すことを目標にプレーをしていたので、そこはコートで出せたかなと思います」

Q.楽天OPで印象に残っている試合
「3年前のN・ジョコビッチ(セルビア)戦が、彼がNo.1だったのでその試合が一番強烈に覚えています」



Q.日本人選手(島袋)との対戦について
「日本人選手と対戦するのは嬉しい反面、やりにくい部分もあったりします。僕自身これから(デビスカップの)監督になるので、これから見ていく選手と対戦するのは変な感じだったんですけど。試合前は少し嫌だなという感じはありましたが、いざコートに立つとそんなことはなくて相手と向き合って真剣勝負を楽しむことができました」

Q.キャリアを振り返って
「最大の目標だった100位に入ることを成し遂げられたことが僕のキャリアで一番のことだと思いますし、その勢いで47位まで上がれたことは頑張ってきたご褒美なのかなと。100位を切る目標があって、まさか50位を切れるとは思っていなかったので、そこのランキングまでいけたのは自分の中で誇りだと思っていますし、ほかの日本人選手と切磋琢磨して一緒に強くなれたことは20年間のツアーで良い思い出です」

Q.トップ100、ツアーレベルで戦い続けるために大事なこと
「ツアーのトップ選手が毎日毎日努力して上手くなろうという気持ちが(大会)会場にいて感じることなので、日本人選手もそこを見習ってそれ以上に日々取り組まないといけないと思います。いくら努力してもツアーから落ちてしまう選手もいる厳しい世界だと思いますけど、その一握りの選手になれるように、今回の会場でも学ぶこともあると思うので、毎日の努力が大事だと思います」



Q.最後の大会、全日本選手権について
「優勝を狙って。最後の大会だからと言って、リラックスしてただ楽しむのではなく勝ちにいきます。最後の大会だからということは考えずに、1つの大会として勝ちにいくことだけを考えています」

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