男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は6日、シングルス準々決勝が行われ、昨年王者で第2シードの
A・ズベレフ(ドイツ)が第8シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)を6-3, 7-5のストレートで破り、2年連続3度目のベスト4進出を果たした。
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L・ムセッティ(イタリア)が6-3, 1-0の時点で途中棄権したことで勝ち上がりを決めたズベレフ。昨年大会では
M・ベレッティーニ(イタリア)を逆転で破り、大会初優勝を決めていた。
この試合の第1セットではファーストサービスが入った時に85パーセントの確率でポイントを獲得したズベレフ。第3ゲームで先にブレークに成功すると、その後はブレークポイントを与えず。第9ゲームでもブレークを奪い先行する。
続く第2セット、ズベレフは第2ゲームで先にブレークに成功。直後の第3ゲームで2度のブレークポイントを凌ぎゲームカウント4-1とリードする。しかし、第6ゲームで4度のブレークチャンスを凌がれると第7ゲームでオジェ アリアシムにこの日初のブレークを許す。その後、第10ゲームで2度のマッチポイントを掴んだものの活かせなかったズベレフだったが、第12ゲームでブレークを奪い、1時間55分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにズベレフのコメントを掲載し「ここ数ヶ月の中では、試合後半を除けば最高の試合だったと思うよ。1.5セットを通して、いいプレーができたし、この調子でプレーを続けていきたいね」と語った。
「第2セットでは5-1とするチャンスもあったし、試合は早く終わっていたと思う。でも、僕はそのチャンスを生かせなかったし、彼もよく反撃してきた。僕も戦い続けたからこそ、勝てたんだ」
勝利したズベレフは準決勝で第4シードの
S・チチパス(ギリシャ)と対戦する。チチパスは準々決勝で第6シードの
A・ルブレフを6-3, 2-6, 6-4のフルセットで下しての勝ち上がり。チチパスとは11度目の顔合わせで3勝7敗。今季4月のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)準決勝でも対戦しており、その時は4-6, 2-6のストレートでズベレフが敗れている。
チチパスとの準決勝についてはズベレフ次のように述べた。
「ラファは復活しつつあるし、ノバクも勢いを取り戻しつつある。でも、今は彼(チチパス)が世界最高のクレーコート・プレーヤーかもしれないね。モンテカルロでは簡単にやられてしまったから、この試合は楽しみだよ。それを変えられるといいんだけどね」
同日には第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と第7シードの
C・アルカラス(スペイン)が4強に駒を進めている。
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