男子テニスのロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は17日、シングルス決勝が行われ、第3シードの
S・チチパス(ギリシャ)が世界ランク46位の
A・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)を6-3, 7-6(7-3)で下し、今季ツアー初優勝とともに大会2連覇を達成した。試合後、チチパスの父でありコーチのアポストロス・チチパスは息子の苦悩を明かしている。
>>モンテカルロ組み合わせ・結果<<>>バルセロナOP 組み合わせ<<男子プロテニス協会のATPは試合後、アポストロスのコメントを公式サイトへ掲載。
「彼のキャリアにおいて、両親がそばにいてくれることはとても重要なこと。毎週、旅に出るのは本当に大変なことだ。ある時期から彼は負け始め、方向性を見失っていた」
「でも、もし家族が近くにいたらなと思う。今週は家族が南仏に住んでいることもあって、全員が集まっていた。それが彼にさらなる力を与えてくれるのだと思う」。
また、アポストロスは息子のステファノスが負傷で苦しんだ時期を回想した。
「彼にとって怪我がこんなに大変なことだとは知らなかったんだ。Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)の後、彼はとても痛いと言っていた。それで手術をすることにした。手術は成功し今は痛みもないみたいだから、とてもうれしいよ」
なお、チチパスはこの日の第1セット、第3ゲームで先にブレークを許すも、第4ゲームでブレークバックに成功。第8ゲームでも2度目のブレークを奪って31分で先行する。
続く第2セット、ゲームカウント4-4で迎えた第9ゲームでチチパスがブレークに成功してサービングフォーザチャンピオンシップを迎えるも、決めきれず。その後タイブレークに突入するとチチパスはスコア0-1から5ポイントを連取して勝利を決定づけ、今季初優勝、そしてキャリア通算8勝目を大会連覇で飾った。
チチパスは今後、18日に開幕するバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)に第1シードとして出場する。
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