女子テニスのメルボルン・サマー・セット1(オーストラリア/メルボルン、ハード、WTA250)は4日、シングルス1回戦が行われ、第1シードの
大坂なおみが世界ランク61位の
A・コルネ(フランス)を6-4,3-6,6-3のフルセットで破り、初戦突破を果たした。試合後大坂は昨年9月の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)以来となる公式戦を戦ったことについて自身の思いを語った。
>>大坂vsザネブスカ 1ポイント速報<< >>大坂らメルボルン・サマー・セット1組み合わせ<<全米オープン3回戦でL・フェルナンデスに敗れて以降 ツアーを離脱しこの試合が約4カ月ぶりの試合となった大坂。2時間2分で勝利した試合のあと、会見に臨んだ大坂は約4カ月の間に起きた心境の変化を明かした。
「何がきっかけでテニスを再開する気になったかと言うと『人と話すこと』だと思う。私は何事も内側に閉じ込める傾向があるけど、それは自分の育った環境がそうさせているのかもしれない。オフシーズンには友人と一緒に過ごし、家族ともよく話をした。そうすることで、自分にかかったプレッシャーを解消していたような気がする。完全になくなったわけではないけど、3歳のときにテニスを始めて以来 毎年プレーを続けていたことでいろいろな感情に埋もれてしまったような気がしているの」
「この変化は自然に起きた。全米オープンのあとは何も考えていなかった。正直なところ、自分が何をするのかよくわからなかったの。でも、新型コロナウイルスのこともあるから家に基本はいたし、サンフランシスコにいる友人に車を運転して会ったりもした。その経験はこれまで得ることがなかったこと」
「大会の出場数にも自信はない。もっとフルで出続けたいとも思うけど『もう帰りたいからやりたくない』と思うこともある。なんとも言えないけど、もっと時間が経てばわかるのかもしれない。でも、今はオーストラリアで戦うことに集中している。去年抱いた感情や気持ちについては、複雑な答えがあると思うけど、まだ言えない」
「実は、今年(2022年)はほとんどプレーできないと思っていた。全米オープンのあとに『いつプレーできるかわからない』と言ったのに、今ここにいて2年前とかと同じようにプレーできている。それは『誇り』という言葉が適切ではないとは思うけど、それだけこのスポーツが好きなんだと自分では理解している。もちろん、将来のことはわからないけど、優柔不断な時期だったのは確か。今はここに座っていることが幸せなの」
2回戦では世界ランク82位の
M・ザネブスカ(ベルギー)と対戦する。ザネブスカは1回戦で同54位の
P・マルティッチ(クロアチア)をストレートで下しての勝ち上がり。
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