女子テニスの国別対抗戦ビリー・ジーン・キング・カップ by BNPパリバ・ファイナルズ(チェコ/プラハ、室内ハード)は3日、グループリーグ最終戦が行われ、グループCではスペイン代表とアメリカ代表が対戦しアメリカが2勝1敗で勝利した。この結果、アメリカ代表が準決勝進出を決めるとともに、今大会で現役を退くことを発表していたスペイン代表で元世界ランク6位の
C・スアレス・ナバロ(スペイン)の引退が正式に決定した。
>>ジョコビッチvsモンフィス 1ポイント速報<<>>ジョコビッチら パリ・マスターズ組み合わせ<<この日、スアレス・ナバロは出場しなかったが、試合は
S・スティーブンス(アメリカ)がN・パリザス=ディアス(スペイン)を、
D・コリンズ(アメリカ)が
S・ソリベス=トルモ(スペイン)をそれぞれストレートで撃破。ダブルスではスペインが勝利し同グループのスロバキア代表を含めた全チームの勝敗数が並んだものの、獲得ゲーム数の差によりアメリカが4強入りを決めた。
スアレス・ナバロは今年4月にホジキンリンパ腫から復帰。それまで8度にわたり化学療法を受けたが、休養を挟みコートに立つことを諦めなかった。今シーズンは全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)や東京オリンピック(日本/東京、ハード)、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)に出場している。
今大会では、1日に行われたスペイン対スロバキア戦の第1試合にシングルスで出場。
V・クズモワ(スロバキア)に2-6,6-3,3-6のフルセットで敗れたものの、計15本のウィナーを記録するなど最後まで喰らいついた。
その後、1勝1敗で迎えた第3試合のダブルスにソリベス=トルモとペアを組み参戦。クズモワ/ T・ミハリコワ(スロバキア)組を4-6,6-2,[10-7]のフルセットで破りスペインの勝利に貢献した。結果的に、この試合が現役最終戦となった。
ビリー・ジーン・キング・カップの公式サイトには1日に行われたスアレス・ナバロに対するインタビューが掲載されている。
「とても幸せ。シングルスでは負けてしまったけど、この大会は1試合だけではない。ダブルスではゼロからの再スタートだった。サラ(ソリベス=トルモ)に助けてもらって、最終的にはとても難しい試合に勝つことができた」
「スペインのシャツを着るのはいつも感慨深いものがある。自分の国のためにプレーするというのは、このスポーツでは最高のことのひとつだと思っている」
ビリー・ジーン・キング・カップ by BNPパリバ・ファイナルズは、12カ国が3カ国4グループに分かれグループリーグを戦い、上位1チームが準決勝に進出。シングルス2試合とダブルス1試合で争われ優勝を決める。現時点でベスト4にはロシアとアメリカが駒を進めており、残り2枠をベルギー・オーストラリア・ベラルーシのグループBから1カ国、スイス・チェコ・ドイツが所属するグループDから1カ国が争っている。
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