テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は4日、男子シングルス3回戦が行われ、世界ランク56位の
錦織圭は第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)に7-6 (7-4),3-6,3-6,2-6の逆転で敗れ、2018年以来3年ぶり5度目のベスト16進出とはならなかった。また今回の敗戦で錦織はジョコビッチに対して17連敗となった。試合後の会見では「悪くはなかった」と手応えを語った。
>>錦織 圭 直筆サイングッズ当たるキャンペーン実施中<<>>ジョコら全米OP対戦表<<錦織の2勝17敗で迎えたこの日。互いに1度ずつブレークを奪い合い突入した第1セットのタイブレークではジョコビッチの頭上を越すロブを放つなどした錦織が先行する。しかし、第2セット以降はファーストサービスが入ったときに76パーセントの確率でポイントを獲得されて3時間32分で力尽き、2014年の全米オープン準決勝以来 7年ぶりにジョコビッチを破ることはできなかった。
試合後の会見では「じっくりラリー戦をしてみようっていうのが今日は良かったのかなと。ミスも誘えましたし、いつもみたいに先にブレークされて余裕持たれて、という展開ではなかったので。なるべくプレッシャーのかかるスコアに持っていかないと、ということは最初から思っていました。2セット目からは1ブレークの差になりましたけど、なんとなく最後までそんな感じでいけました。ちょっとプレッシャーをかけられる試合になれたのかなと、そこは唯一ポジティブなところかなと思います」と話した。
「かなりプレーの内容は変えていこうと思ってやりました。それが良かったのか、1セット目を取れて。プレー的には良かったんじゃないかと思いますけど、やっぱりそれを続けられなかったのと、1セット目は彼(ジョコビッチ)のミスを誘い出しながらプレーしてましたけどそれから彼のアグレッシブさが増してきてたので、そこを止められなかったですね」
それでも錦織は、試合全体について手応えを掴んだと述べた。
「悪くはなかったですね。自分のいつものテニスではなかったので少しやりづらさはありました。いつもの自分の速い展開でプレーするという感じではなかったですけど、こういう感じで試合もできるんだなというのも1セット目戦って感じてました。でも、それを続けれないというところと、さらにレベルを上げてくる彼に対して自分がついていけなかったです」
「1セット取るだけでもすごく長く感じたので、1ゲームが物凄く長いというのを試合中に感じていました。サーブの差が今日はかなり出たのかなと。もちろんストロークのミスの少なさとか、細かい、細いところを攻められたりしましたけど、サーブの差が今日はちょっと多く見えたかなって気がします」
錦織は2014年の同大会で準優勝、2016・2018年には4強入りを果たすなど好成績を残している全米オープンだったが、今年は3回戦で姿を消すこととなった。
一方、2018年以来3年ぶり4度目の大会制覇と四大大会21度目のタイトルを狙っている世界ランク1位のジョコビッチは4回戦で、第21シードの
A・カラツェフと世界ランク99位の
J・ブルックスビー(アメリカ)のどちらかと対戦する。
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